閉じる

江戸川区立瑞江小学校で「ハブラシリサイクル」に関する授業を実施しました

2025年04月02日 ハブラシリサイクル

Share

みなさん、こんにちは。

サステナビリティ部門で資源循環を担当している「このみのこ」です。

 

ライオンは学校でのリサイクル活動によって、プラスチック製品の再資源化の理解・促進につなげることを目的に、2025年2月より江戸川区と連携して、家庭から出る使用済みのハブラシを区立小・中学校3校で回収する取り組みを始めました。

■なぜ江戸川区なのか

【理由①】江戸川区内の小学生のむし歯被患率は、都の平均よりも高いことから、区では2024年4月~2025年3月まで、区立小・中学校に通う全児童・生徒に毎月1本ずつハブラシを配布する事業を行っていたそうです。

この歯の健康づくりに力を入れている活動はまさにライオンの歯みがき習慣の普及啓発130年の歴史と重なるものがあるため、お話を聞いて深く共感しました。

 

【理由②】江戸川区には当社の平井研究所があり、かねてより社会貢献活動の一環として、区内の小学生を対象にした科学の実験教室や、えどがわエコセンターと連携して葛西海浜公園・東なぎさの自然環境保全活動も実施しています。

 

当社では、ハブラシリサイクル活動を共に取り組める自治体を探していました。

特に健康習慣づくりと捨てない習慣づくりの両立の理解が重要と考え、環境教育を切り口としてハブラシ回収量を拡大する新たな取り組みを志向していました。

 

一方、江戸川区もプラスチック製品の再資源化につながり、子どもたちへの環境教育にも役立つことから、双方のビジョンが合致しました。

江戸川区の清掃課と学務課の方々に多大なる協力と調整をいただき、まずは小・中学校3校で実証実験を行うことになり、2月初旬からハブラシ専用回収ボックスを設置し、使用済みハブラシの回収を開始しました。

回収ボックス

回収ボックス

■出張授業

これまでの経験上、校内にハブラシ専用回収ボックスを設置しただけでは期待する回収量は集まりません。

そこで、ハブラシリサイクルの趣旨を伝えて、ハブラシ専用回収ボックスの認知拡大や回収を促進する必要があると考え、学務課に協力いただき、2025年3月12日、江戸川区立瑞江小学校の1、2年生4クラス(特別支援学級含む)それぞれに対して、児童約130名に「ハブラシリサイクル」の出張授業を実施しました。

瑞江小学校の外観

瑞江小学校の外観

前半は歯みがきに関するクイズや習慣(1日に何回歯をみがくのか等)を聞くアンケートを交えながら、座学授業を行いました。

ハブラシは毎日使う身近なプラスチック製品です。

このような身近な題材を使って、使い終わったものをゴミとして捨てるのではなく、リサイクルに回せないかを考えてもらうきっかけになると良いと思っています。

前半の座学授業の様子

前半の座学授業の様子

後半はオリジナルのハブラシ回収ボックスを作る工作を実施しました。

生徒4-5人の班に分かれて、画用紙に好きな絵を描いて、それを切って、回収BOXに貼る作業を行ってもらいました。

楽しそうに工作に臨んでいる姿にはこちらも元気をもらいました。

製作した回収ボックスは授業未実施の他学年のクラスに配布してもらう予定です。

  • 完成した回収BOXを掲げる児童たち

    完成した回収BOXを掲げる児童たち

  • 完成した回収BOXを最後に並べました

    完成した回収BOXを最後に並べました

瑞江小学校では使い終わった紙類を回収・再利用しているとのことで、教室の前に回収箱が用意されていました。

実際に今回使った画用紙の端材もそちらで集めており感銘を受けました。

授業後は感謝の意を込めて、ハブラシの再生プラスチックで作った定規を贈呈しました。

 

児童のみなさんをはじめ、指導していただいた先生方、見学くださった清掃課と学務課の方々、誠にありがとうございました。

これからもご協力をよろしくお願いいたします。

Share