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使用済みつめかえパックの自動回収機「ぱくボ」がデビューしました

2024年06月17日 環境コミュニケーション

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みなさん、こんにちは。

サステナビリティ部門でプラスチックを担当している「エヌ」です。

2024年6月、イトーヨーカドー曳舟店に、使用済みつめかえパックの自動回収機「ぱくパックボックス(通称:ぱくボ)」を設置しました。

 

6月は環境省の定めている「環境月間」です。

様々なところで環境に関わるイベントや取り組みが行われます。

 

ライオンは、花王さん・寺岡精工さんと一緒に使用済みつめかえパックの自動回収機を開発してきました。

約1年間、会社のオフィスでのテストと調整を経て、この度イトーヨーカ堂さんの協力のもと、所縁のあるイトーヨーカドー曳舟店1階(京成曳舟駅側入口付近)に設置し稼働を開始しました。

  • ぱくパックボックス(ぱくボ)

    ぱくパックボックス(ぱくボ)

  • バーコードを読み取らせると、適切な投入口が開きます

    バーコードを読み取らせると、適切な投入口が開きます

『ぱくボ』は、つめかえパックの素材に応じて現在の技術でリサイクルできる、できないを判別して分別し、別々のエリアに収納します。

 

つめかえパックのバーコードを読み取ると、内容を認識して2つの投入口のうち適切な方が自動的に開き、生活者は意識することなく適切な分別をすることが可能です。

さらに、2つのエリアの中の回収量のモニタリング結果や、機器の不具合などを必要に応じてメールで自動的に管理者に連絡することもできます。

 

この回収機が普及することで、資源循環の品質・コストを決める「回収」の選別作業の負荷が減り、効率化が可能になります。

  • お子さんも興味津々

    お子さんも興味津々

  • 花王さん・寺岡精工さんのメンバーとともに(白いジャンパーがライオンです)

    花王さん・寺岡精工さんのメンバーとともに
    (白いジャンパーがライオンです)

今回の設置は、リサイクルプロセスでの選別作業省力化の効果と、つめかえパックリサイクルの認知向上およびリサイクル啓発の効果検証を目的とした実験的なものです。

まずは、2024年6月から12月までを実験期間として、回収物調査と生活者へのアンケート調査などを行います。

 

また、2020年の回収スタート時から使い続けてきた段ボール製の回収ボックスはそのまま継続して設置しますが、そのボックスもこの度リニューアルしました。

今回は、一度使ったフィルム容器がリサイクルされるイメージを2種類のイラストで表現しています。

  • リニューアルしたSDGsコーナー

    リニューアルしたSDGsコーナー

  • 回収ボックス投入口イラスト

    回収ボックス投入口イラスト

回収ボックスのリニューアルに際しては、投入口デザインをLoose Drawingさんにお願いをしました。

Loose Drawingさんは様々なイラストをシンプルな画風でHPに公開されています。

また、回収ボックスの制作は、墨田区にある五十嵐製箱さんにお願いしました。

このプロジェクトは様々な企業とコラボレーションして進めています。

下記の関連リンクから各社の活動も是非一度のぞいてみてください。

回収ボックス制作の様子

回収ボックス制作の様子

リサイクルは、回収に関してだけでも多くの方々の協力に支えられています。

この活動を通じて多くのみなさんと一緒に取り組めることがとても嬉しく、頼もしく思います。

これからもよろしくお願いいたします。

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