みなさん、こんにちは。
研究開発本部、広報担当の小林です。
ライオンの平井研究所では、身近な生活の中にある科学への探求心を深めてもらうため、理系学生向け教育支援として、講義や研究所見学を行っています。
2022年10月3,4日に、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校である「芝浦工業大学付属柏中学高等学校」の中学生と高校生に対し、出張実験教室と、研究所見学及び講義を行いました。
初日は、学校側の実験室で界面活性剤に関する実験を行いましたが、初めての訪問だったため、事前に授業内容や実験準備などの打合せを入念に行い、当日を迎えました。
参加した生徒さんは科学部に所属する25名でしたが、中学2年生から高校2年生と年齢や学習レベルに差があるため、事前に中学生には高校化学の基礎を学習して頂くなど、当日の実験がスムーズに進むよう、先生にご尽力頂きました。
実験講義の冒頭から熱心に耳を傾け、メモをしっかり取る生徒さんたちの姿を見ながら、授業を進めていきました。
界面活性剤についての知識のある生徒さんもいましたが、実際に身近な台所用洗剤を使って実験をするのは初めてという生徒さんの方が多く、界面活性剤で汚れを落とす実験や楊枝を用いた表面張力を下げる働きなど、目の前で起こる反応を注視しながら結果を考察するなど、授業への熱意を感じる場面が多くありました。
同じ空間で反応を見ながらコミュニケーションをとって進めることができ、2時間の実験があっという間に終了しました。