みなさん、こんにちは。
研究開発本部、広報担当の小林です。
ライオン(平井研究所)では、身近な生活の中にある科学への探求心を深めてもらうため、理系学生向け教育支援として、講義や研究所見学を行っています。
2022年10月21日、近隣の江戸川区にある都立小松川高校の生徒に研究所見学、実験教室を実施しました。
小松川高校は最寄り駅が平井研究所と同じ「JR総武線・平井駅」で2019年から地域貢献活動として、研究所見学を行っています。
昨年はコロナ禍で実施できませんでしたが、今年は人数を絞って対面で実施することができました。
はじめに、界面活性剤についての実験を行いました。
自然界にある洗浄成分の一例として「ムクロジ」の実を用いて泡立ちを確認し、身近な台所用洗剤を使用した界面活性剤の4つの作用について実験を行いました。
汚れを落とすことは日常で目にする場面は多くありますが、実験で作用ごとに1つずつ観察するのは初めてのようでした。
今回来訪したのは、もともと理系に興味を持っている理系部活動の地学部、生物部、化学部に所属する生徒14名でした。
実験を始める前にどんな結果になるかを考え実験を進めていきましたが、実験後、結果をみながら自発的に考察をはじめ、こちらからの問いかけにも積極的に答えるなど活気のある実験教室となりました。
学校で学んだ知識が生活の中でどのようなことに使われるかということを結びつけて考える機会になったようです。