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近畿大学理工学部と東大阪市教育委員会共催の体験学習で企業講演を行いました

2022年09月14日 研究所の活動

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みなさん、こんにちは。
研究開発本部、広報担当の小林です。

 

近畿大学理工学部は東大阪市教育委員会と共催で、東大阪市立中学校及び義務教育学校後期課程に在籍する生徒とその保護者を対象とした体験学習を2022年8月23日に開催しました。

 

このイベントの目的は、理工学に対する関心を高め、将来の理工学部への進学及び自身のキャリアについて考える機会を創出するもので、今年度は新たな試みとして、理工系分野に関連が深い企業(3社)が、自社製品による実験や講演会で協力を要請され、当社は理科教育支援を継続的に実施している化学系企業として参画することにしました。

 

当日は、近畿大学理工学部の施設見学、各学科紹介と実験学習会、企業講演の3つのセッションで構成されており、当社は化学系の学科に興味がある25組の参加者とその保護者に対し、ライオンのSDGsへの取組み紹介(講義)、汚れを落とす仕組み(界面活性剤の実験教室)体験、研究員のお仕事紹介(動画)、女性研究員との座談会(オンライン)を実施しました。

 

受付が始まると参加者が続々と会場のホールに集合しました。

 

初めに東大阪市教育委員会の方から本イベントの趣旨説明があり、その後、近畿大学の説明を受け、キャンパス見学へ各グループごとに分かれて向かいました。

ホール全体の様子

ホール全体の様子

施設見学、各学科での実験学習会の後、案内係の学生に連れられ、ライオンの会場に25組の参加者とその保護者が入ってきました。

 

参加者と保護者1組が1テーブルに学校形式で着席すると、会社の紹介、実験と進み、最後に平井研究所で働くライオンの女性研究員とオンラインで座談会を行いました。

 

参加者のみなさんは施設見学や学科紹介などで既にお疲れ気味ではありましたが、界面活性剤の実験が始まると親子で結果を予想する姿、カップの中の変化を覗き込む様子、動画を撮影する様子など積極的に学ぶ姿が印象的で、参加者だけでなく保護者の方にも洗剤が汚れを落とす仕組みについて理解していただく良い機会となりました。

 

座談会では今日会ったばかりの大勢の前で質問するのは勇気がいる様子も伺え、なかなか質問は出ませんでしたが、中学生の時はどんな科目が得意だったのか、中学生の時にやっておいた方が良いことは何かあるか、ライオンを就職先に選んだ理由は?等々、研究員にインタビュー形式で答えてもらいました。

 

座談会に参加した研究員は大阪出身で地元ということもあり、より親近感が持てたようでした。

ライオンブースでの実験の様子

ライオンブースでの実験の様子

企業講演の持ち時間は50分とあっという間でしたが、事後アンケートでは「洗剤の働きがとてもすごかったです。」「普段あまり意識せずに使用している製品の特長を改めて知った。」など、当社製品の理解につながる感想をいただき、座談会に関しては「研究員の仕事が少し身近になった気がします。」「ライオンの研究所が印象に残り、子供に研究員になってほしいなと思いました。」「研究員の時短勤務の話などがきけて良かった。」など、研究員という職業を紹介することによって、参加者に理系への興味を持ってもらうことができ、保護者には理系選択をしたその先の職業観について理解が深まるイベントとなりました。

 

今回は関西圏での理科教育支援の機会を模索している中、大学と企業の連携イベントに参画することができ、理系選択前の親子に研究職を紹介する絶好の機会となりました。

 

今後もこのようなイベントに積極的に参画することで、理工系職業の楽しさを伝えていきたいと思います。

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