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夏のリコチャレ2022~『Girl’s Summer Labo』を開催しました

2022年09月02日 研究所の活動

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みなさん、こんにちは。
研究開発本部 広報担当の小林です。

 

ライオンでは内閣府、文部科学省、経団連が推進する『理工チャレンジ(リコチャレ)~女子中高生・女子学生の理工系分野への選択~』の取り組みに賛同し、リコチャレイベント『Girl’s Summer Labo』を7月29日、8月16日にオンライン形式で2コース開催しました。

 

今年は更に5つの団体と協働でサテライト会場を設置することで、その場で実験教室を体感できる新たな試みにもチャレンジし、平井の研究所とオンラインで繋ぎながら、実験の誘導や、研究所や工場の見学動画、社員との座談会など、ハイブリッド形式でのイベントを8月2日に開催しました。

 

本イベントは全国の中高校生を対象に、当社の研究所で活躍する女性社員との交流を通して多様な女性活躍の姿を紹介し、理工系進路の選択を支援する機会を提供することを目的としています。

オンライン形式では、Aコース「汚れを落とす“サイエンス”を知ろう!」とBコース「お口を健康にする“サイエンス”を知ろう!」の2コースを設定し、実験教室、研究員のお仕事紹介、工場見学、女性社員との座談会を行いました。
2日間で計2回実施し、日本全国から延べ約150名の中高校生が参加してくれました。

 

オンラインイベントは昨年に続き2回目の実施となったため、昨年の課題を活かし、新たなコンテンツを盛り込みながら、参加者からの質問を常時チャットで受けつけるなど、コミュニケーション方法にも工夫しながら進行することができました。

 

またAコース、Bコースとも実験教室の内容は動画で紹介したため、イベント終了後にご家庭でも再現できる方法を伝えると、熱心にメモを取る姿も見られ、参加者の意欲を感じることができました。

 

今年は、研究職のお仕事内容をイメージしやすくするために、「研究員のお仕事紹介」のコンテンツを新設し、洗剤やハブラシの開発が、実際の研究所内でどのように行われているかを研究員が自ら説明してくれる動画を作成しました。この動画を作成してくれた研究員が、当日の座談会にも登場してくれたため、参加者も研究職についてより興味をもってくれたようです。

  • Aコース:洗剤研究の様子

    Aコース:洗剤研究の様子

  • Bコース:ハブラシ研究の様子

    Bコース:ハブラシ研究の様子

研究所のお仕事紹介に続き、製品を大量生産している工場現場の見学動画を紹介しました。

 

Aコースでは界面活性剤や洗剤を製造している千葉工場、Bコースではハブラシ、ハミガキを製造している明石工場の動画を見てもらいましたが、どちらもリアルでの見学では近づけない、機械に接近した映像を紹介することができ、オンラインのメリットを感じた参加者も多かったようです。

 

次に、今年から新しい方式でチャレンジした、ハイブリッド形式のリコチャレイベント(8月2日実施)について紹介します。

 

リコチャレ応援団体の自治体4ヶ所(兵庫県明石市、長野県池田町、鹿児島県指宿市、福井県永平寺町)と、過去に理科実験イベントで協賛した「大阪科学技術センター」の計5拠点とライオン平井研究所を結び、オンライン形式と同様のイベント内容(実験教室、研究所の紹介、工場見学、座談会)で実施し、計90名強の中高校生に参加してもらいました。

 

ハイブリッド形式は、各会場で実験教室を体感できるため、こちらからの説明を聞きながら、参加者は一緒にその場で界面活性剤の実験を行いました。

 

各会場、進捗状況は異なりましたが、zoomの機能を駆使し、チャットや画面越しでのOKサイン、手元カメラの映像などから、実験を楽しんでいる様子が伺え、随時会場とコミュニケーションをとりながら進めることができました。

 

今回は、事前に各団体の担当者に実験内容をお伝えし、集客から当日準備まで綿密に行って頂いたおかげもあり、無事にイベントを終了することができました。
ご協力頂いた各団体のご担当者様には、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

  • 明石市の会場の様子

    明石市の会場の様子

  • 池田町の会場の様子

    池田町の会場の様子

  • 指宿市の会場の様子

    指宿市の会場の様子

  • 永平寺町の会場の様子

    永平寺町の会場の様子

オンライン形式でのイベントは、昨年より多くの方にご参加頂き、全国の中高生に理工系のお仕事の楽しさを知って頂く良い機会を提供することができました。

 

ハイブリッド形式でのイベントは、同じ時間帯に5ヶ所のサテライト会場を設置し、同じ実験を同じ時間内に終わらせるという挑戦でしたが、ご協力いただいた5つの団体とは事前に何回も打ち合わせを行い、信頼関係を構築させて頂けた故の成功と捉えています。

 

参加者の事後アンケートでは、「工場見学が面白く、実際に行ってみたくなりました!」「実際に働いている人の話を聞けるというのはとても貴重な経験でした」「実験は家でやってみようと思いました」「今まで知らなかった知識が得られ、身の回りのものに興味を持つことができた」などのコメントがあり、今回のイベントを通じて「理系により興味を持ちました」という意見が多数寄せられたことに喜びを感じています。

 

また、サテライト会場では「自分で実験をすることができてよかった」など実験に関する感想が多く、リアルに体験することが強く印象づけられていることを再認識しました。

 

さらに、サテライトとオンラインの両方に参加してくれた方からは、「現地参加では実験もその場でできたため、オンラインとは違う楽しさを経験することができ、オンラインは家からの参加なので、とても気軽で、質問も現地参加に比べるととてもしやすかったです」と両方の良さを体感してくれたという意見も頂き、今回のイベントへの参加が、少しでも将来をイメージするきっかけづくりになれば嬉しいです。

 

本イベントは、全国の中高生に身近な科学の面白さを体験してもらい、ライオンで活躍する社員と接することで、ライオン製品への理解を深めてもらえる有意義な活動のため、来年も継続して実施していくつもりです。

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