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「ライオン山梨の森Ⅱ」で春の森林整備活動を行いました

2022年05月09日 ライオン山梨の森

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みなさん、こんにちは。
サステナビリティ推進部の「しまきち」です。

 

「洗うこと」を通じて水と深い関わりのあるライオンは、水源である森林を社員自ら整備することで環境意識が醸成されることを目的に2006年から山梨市でボランティアや新入社員研修で森林整備活動を行っています。
2021年4月に山梨市との新たな協定締結を機に活動場所を同じ市内の牧丘地区にある「ライオン山梨の森Ⅱ」に移し、新たな整備活動を始めています。

 

コロナ禍でボランティアを多数募ることはできないため、今回も部員を中心に人数を絞って2022年4月22日、23日ともに各11名で活動を行いました。

4月22日の参加メンバー

4月22日の参加メンバー

両日とも、社外スタッフとして山梨市役所農林課、オイスカ山梨県支部、河野造園のみなさんにご協力いただきました。
また、ゲストボランティアとして4月22日には、今年から山梨県北杜市で企業の森活動を開始されるセブン&アイ・フードシステムズから2名、23日には河野造園さんが所属する山梨県造園建設業協会から1名参加してくださいました。

4月23日の参加メンバー

4月23日の参加メンバー

「ライオン山梨の森Ⅱ」には道路工事で出た残土置き場だった造成地があります。
向こう10年以上かかると思いますが、活動でここを里山に再生していくことを目指しています。
かなり土の状態が悪いため、難しいチャレンジとなりますが、区画を分けて、落ち葉から作る自然の堆肥と購入した人工の堆肥をそれぞれ試して、そこに植えた植物の生育の違いをモニタリングして、今後、同じような造成地の里山再生に寄与するノウハウやデータの蓄積を目指します。

  • 開会式で挨拶をする小和田サステナビリティ推進部長(左端)

    開会式で挨拶をする
    小和田サステナビリティ推進部長(左端)

  • オイスカの廣松さんから今後の里山再生の計画を説明していただきました

    オイスカの廣松さんから今後の里山再生の
    計画を説明していただきました

今回は下記の5つの作業を行いました。
①【苗床づくり(丸太運搬・設置)】
丸太を運搬して、裏の森から拾ってきたどんぐりを植える苗床を設置しました。

  • 2~3人組になって丸太を運びました

    2~3人組になって丸太を運びました

  • 苗床用に丸太を切りました

    苗床用に丸太を切りました

②【落ち葉集め・どんぐり拾い】
すぐ裏手にある森に移動して肥料にする「落ち葉」と、苗床に蒔く「どんぐり」を拾いました。

  • 落ち葉を拾っている様子

    落ち葉を拾っている様子

  • 芽と根が出ているどんぐりを拾うよう説明する河野造園の河野さん

    芽と根が出ているどんぐりを拾うよう説明する
    河野造園の河野さん

③【苗床づくり(堆肥の搬入)】
 22日は落ち葉で作った堆肥を、23日は購入した人工の堆肥を①の苗床に運んで入れました。
 今後、どんぐりの生育に差が出るか調べていきます。

  • 落ち葉で作った堆肥をバケツに入れて運びます

    落ち葉で作った堆肥をバケツに入れて運びます

  • 左の白い袋に入っていた人工堆肥を運ぶ様子

    左の白い袋に入っていた人工堆肥を運ぶ様子

苗床に堆肥を入れて混ぜている様子

苗床に堆肥を入れて混ぜている様子

④【どんぐりの植え付け】
 ③の苗床に②で拾ったどんぐりを植えました。

  • 植えた後の苗床

    植えた後の苗床

  • 寒冷紗(かんれいしゃ)という日陰を作る黒い布もかけました

    寒冷紗(かんれいしゃ)という日陰を作る
    黒い布もかけました

⑤【間伐体験】
ヒノキ林の中を明るくするため、不要な木をノコギリで切り倒しました。

木を切る様子

木を切る様子

水源である森林を整備した後には、近隣にある水を感じる場所を見学として、森から徒歩で行ける「西保堰(にしぶせぎ)第四号隧道(ずいどう)」の見学をしました。
明治37年に建立された、総切石積の灌漑用水路です。

 

山梨市役所農林課の水口さんが丁寧に説明をしてくださいました。

  • 西保堰第四号隧道

    西保堰第四号隧道

  • 説明する山梨市役所の水口さん(左)

    説明する山梨市役所の水口さん(左)

セブン&アイ・フードシステムズ(真ん中左から)桜井さん、中上さん

セブン&アイ・フードシステムズ
(真ん中左から)桜井さん、中上さん

そして、最後は閉会式で社外の方々にライオンの新製品「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキよくばりな美白」をプレゼントいたしました。

里山再生とチャレンジングな目標を達成するため、コロナ禍に負けず、次回(7月)こそは社員ボランティアを募って来れたら良いな!と思いました。

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