みなさん、こんにちは。
ビジネス開発センターの「かっしー」です。
2021年、ライオンは経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」の実現に向けた経営戦略の中に、「サステナビリティ重要課題への取組み強化」を掲げ、最重要課題である「健康な生活習慣づくり」に対する取組みの一環として、新たな事業アクション「インクルーシブ・オーラルケア」を推進しています。
「インクルーシブ・オーラルケア」とは、オーラルケア格差から、現在注目されている健康格差へアプローチする活動です。
生活環境、身体、教育・情報などのさまざまな状況により、お口のケアが十分にできない方々がいます。
健康はオーラルケアと密接に関係しているという事実に基づき、お口のケアを通じて、人が本来持っている「健やかに生きる力」を引き出し、育む習慣をみんなのものにしていくことを目指します。
経済的困窮家庭で育った子どもたちは、そうでない子どもたちと比べ、他者から褒められること、親以外の大人とのコミュニケーションをとることや、歯みがきなどのライフスキルの獲得体験が不足しており、自己肯定感が著しく低いケースがあります。
そこで、子どもたちの食を支える「こども食堂」や「こども宅食」を通じ、「食」と親和性の高い「歯みがき」や「歯と口の健康」をテーマにした体験プログラムを提供し、子どもたちの自己肯定感の向上に貢献する「インクルーシブ・オーラルケア」の取組みを実行していくことにしました。
この取組みを持続可能な仕組みとして推進するため、2021年3月8日、ライオン本社にて、ライオン株式会社、認定NPO法人フローレンス、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの3社で、「歯と口の健康に関する健康サポート事業」に関する協定を締結し、その調印式ならびに記者会見を行いました。