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ついにスマホ&タブレット導入!どこでも家事ギャップは解消できる時代へ ~石巻市 家事ギャップ解消オンラインセミナーレポート~
宮城県石巻市協力企画 Kaji×Kaji ハッピーシェア! in 石巻市

Vol.3ついにスマホ&タブレット導入!どこでも家事ギャップは解消できる時代へ ~石巻市 家事ギャップ解消オンラインセミナーレポート~

2019年12月、ライオンと結んだ包括連携協定の一環として「夫婦円満都市推進プロジェクト」がスタートした石巻市。約1年が経って世間の状況はすっかり変わってしまいましたが、一つでも多くの家族に明るく楽しく過ごしてもらいたいという思いは変わりません!

そこで今回も、新型コロナウイルスの感染予防対策をしっかりとしながら、家事ギャップ解消セミナーを行うこととなりました。

会場となった石巻市ささえあいセンターに集まったのは、26名。20代から60代まで幅広い世代の男女が参加してくれました。

10月の佐賀県のセミナー同様、会場と東京のスタジオとをオンラインで繋いで実施したのですが、今回は、また新たな試みとして、参加者それぞれのスマートフォンやタブレットを使って参加するシステムを導入。より手軽に参加できる方法に取り組みました。

いまやほとんどの方が日常的に使っているスマートフォンやタブレットですが、それをセミナーでどう活かすことができるのでしょうか?現地には操作に詳しいスタッフをスタンバイするなど、万全のサポート体制で臨みました。

一方、東京のスタジオは、佐賀県向けに一度行って得た反省点などを踏まえて準備することが出来たので、前回ほどの緊張感はありませんでした。1度目と2度目でこんなにも違うとは!経験って素晴らしい!こうして経験を積んでいくことで、オンラインセミナーの質が高まっていくのではないかと感じます。

東京のスタジオで石巻の参加者とのやりとりを楽しむ講師陣

「おだずもっこ」??チャットで感じた石巻

セミナー開始前。
会場に集まった人の中には、やはりオンラインセミナーを受けた経験が無い方がいたこともあり、予想通り現地スタッフがサポートに奔走。加えて、参加者同士でも、お互いに助け合って準備をされていたということです。さすが支え合いの街、石巻ですね。

開始時間を迎え、石巻市復興政策部の岡浩次長のあいさつやオンラインのチャット機能や投票機能の練習などを経て、セミナーがスタート。最初の内は静かに聞き入っていた参加者たちにも変化が現れます。

参加者のモニターに届く画像。こちらを見ながらチャットしていきます。

きっかけとなったのはチャット。家事ギャップの説明の後に行われた一般社団法人日本ほめる達人協会のメソッドに則った「ほめ達セミナー」では、参加者たちからチャットで様々な声を聞かせていただきました。

中でも印象的だったのが、同じ事実でも捉え方によってポジティブに受け取れることを伝えるための、子どもにかける言葉を題材とした「ポジティブ変換」のパート。「調子にのる!と怒られる子どもをポジティブに捉えるとどのように表現するか?」という問いに対して、我々は見慣れない言葉を目にしました。

「おだずもっこ」

これは石巻の言葉で「お調子もの」という意味があるそうなのですが、我々は知らなかったので、何度も聞き返してしまったのです。すると、会場では「あー伝わらないか」などの声があがり、笑いに包まれたそうです。

何気ないやりとりではありますが、これもきっとオンラインでチャットを使ったからこそ出てきた言葉ではないかと思います。従来の対面式のセミナーでは、大勢の人の前で発言するのは勇気がいるものでした。しかし、オンラインのチャットでは、そういった抵抗がなく自由に発言できます。しかも、そこに自分たちが普段使っている言葉が出てくるというのは、リラックスして臨んでいる証拠だと思い、とてもうれしかったです。

その他にも、皿洗いセンター試験では「うるがす」という言葉が登場!

これは、石巻の言葉で「水や湯にひたす」という意味があるそうです。非常に勉強になりました。

皆さんあまり経験がないとはいうものの、積極的に、かつスムーズに投票やチャットに参加していただけました。東北には人見知りの方が多い、という話はよく聞きますが、チャットは活況。もしかしたら、特に東北の皆さんには参加しやすいシステムなのかもしれません。

試験の終了後、最高得点者にプレゼントを進呈。もうこの頃には会場はすっかり一つになっていました。

今回も最高得点者には豪華セットを贈呈!会場内を拍手が包みます。

クライマックスに全員で家族円満宣誓を読み上げて、時折笑いに包まれてきたセミナーは終了。帰りにお土産を渡す受付ではスタッフに直接「楽しかった」と伝えて帰った方もいたそうです。

アンケートに届いた嬉しい声の数々!

セミナー直後に行われたアンケートには嬉しい言葉がたくさん綴られていました!
まずは、ほめる達人セミナーや皿洗いセンター試験など内容について。

「ほめる達人セミナーはとても面白かった。もう少し時間を長くとってもよかったと思う。イライラ解消法などきけたらもっと嬉しい」(女性)

なるほど、確かにほめ達のメソッドを活用するとイライラ解消に繋がるものもありそうですよね!

"ほめる大切さ改めて認識できた。宣言したように家族円満につとめます!」(男性)

まさに!我々の思いが伝わったようで嬉しいです!

「毎日、家事をしていますが、あらためて試験となると気付かない点があるなと思いました」(女性)

そうなんです。毎日やっていても知らないことがあるんです!気づいていただけて良かったです!

「皿洗いセンター試験は必要なスキルが点数でわかるので良かった」(男性)

やはり点数はわかりやすい!自分を知ることに繋がりますよね。

「家族が求めていることを知ることができた。自分がしていたことは、中途半端であったため、もう少し足してギャップを埋めるようにしたい」(男性)

今回のセミナーのように第三者の話で気づく事って本当に多いですよね。ぜひギャップを埋めてください!

また、オンラインセミナーという方式についてもご意見をいただきました!

「オンラインセミナーを受けたことがなく、ZOOMの使い方もサポートの方にお手伝いいただきながらでしたが、参加できましたこと、大変よかったです」(女性)

慣れていない方でも参加できたということは本当にうれしいですね!

11人に意見をきくと尻ごみしてしまいますが、チャット形式だと楽しく意見が出し合えるので良かったです」(女性)

こういう意見は多くいただきました。やはりチャットは有効ですね!

「チャット利用=ゲーム感覚でおもしろい」(男性)

確かにそうかもしれないですね!今後もっとチャットを使った方がいいかもしれませんね。

Zoomを使ったセミナーは初めてだったので新鮮だった。チャットでの対話も初めてであり、今後はこのような形式での開催が定着していくと感じた」(男性)

対面式のセミナーもいいですが、感染予防もできる点などを考えると、確かに今後は定着していくのではないでしょうか。

そして、今回のように身近なスマートフォンなどを使うことがもっと定着していくと、さらに場所を選ばなくなります。

実はそれを実証するための取り組みも今回行っていたのです。

自宅で参加!もう一つの実証実験

自宅のダイニングから参加してくれたファザーリング・ジャパン東北の竹下さん。

実は、石巻で多くの方に参加していただいた日に、時を同じくして、仙台でもお二人の方に参加していただいていたのです。協力してくれたのは東北地方で活動するパパを中心とした家族支援をしている団体、NPO法人ファザーリング・ジャパン東北のメンバーである竹下さんと早坂さん。

お二人には自宅でスマートフォンやご自身のノートパソコンを使ってセミナーに参加していただきました。

竹下さんの感想がこちら!

「自宅のキッチンの近くで、スマホを使い、イヤホンしながら参加しました。
途中、お風呂からあがってきた上の子の対応をしたり、下の子にごはんを食べさせたりしながら聞くことができました。
チャットを活用して、自分の意見を伝えられたのが良かったと感じています。
スマホで資料を見ることに問題はなかったです。目が悪いので、逆に資料を手元でしっかり見ることができて良かったです」

なんと!お子さんの世話をしながらでも参加できたとのこと。竹下さんの下のお子さんはまだ1歳くらいなので、そういった小さい子どもがいて会場まで来ることが難しい人でも参加できることがわかってよかったです!

一方、早坂さんの方はどうだったのでしょうか?

「自宅でノートパソコンを使って参加しました。最初の内はキッチンで料理を作りながら聞いていて、終わったあとは別の部屋に移ってじっくり聞くことが出来ました。資料や操作についてストレスはなかったです。途中、次男が一緒に見て学んでいました。これから皿洗いを一緒にやってくれるように仕向けていきたいです」

こちらは親子で参加!ファザーリング・ジャパン東北の早坂さん親子。

なんと!お子さんも参加していたんですね!確かにある程度の年齢になれば、一緒に見ても充分に楽しめる内容ですよね。自宅で家族一緒に見ることが出来たら、全員で一丸となって家事ギャップの解消に向かえるかもしれません!新たな可能性を感じました。

対面式からオンラインへ。さらにみんなが集まる会場から自宅へ。時代に合わせて柔軟に形を変えている家事ギャップ解消セミナー。これからも参加してくれたたくさんの方々の声を聞いて、よりためになる、そしてより参加しやすい形式を探っていきたいと思います!今後の展開にご期待ください!

この記事を作成・監修した
マイスター

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。

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