
Vol.6
カギを握るのはパパ!? 夫婦、家族、みんなで力を合わせて笑顔で家事を!
~Kaji×Kajiハッピーシェア×明石市 家事シェアセミナー第6弾レポート~
知ることや家族で協力することで家事はもっと楽しくもっと効率的にできるはず!それを実現するための「家事のコツ」や「家事をシェアするコツ」を全国各地に伝えてきたライオン。今回は、2022年からジェンダー平等の推進に関する連携協定を締結している明石市で実施した家事シェアセミナーの第6弾の模様をレポートします。
昨年からは家事を学ぶだけでなく楽しむことを目指して、チームで協力して洗濯物をいかに早く、いかに効率的に乾くように干すかを競うゲーム形式のワークショップ、「お洗濯レース」を実施していますが、今回はさらに、季節の変わり目に役立つ衣替えのコツもお伝えしました!

会場は明石駅近くにある「ウィズあかし」。こちらでの開催は初めてのため、我々の準備も余念がありません。毎回盛り上がるお洗濯レースをスムーズに行うためにしっかりとスタンバイ。果たしてこの得点表が最終的にどうなるのか?楽しみです!
今回もテーマは「お洗濯」。洗濯だけでそんなに何回も講義ができるのか?なんて思う人もいるかもしれませんが、季節ごとにいろいろなポイントがあるのです。もうすぐ桜の季節を迎える季節の変わり目にあたる今回は、衣替えの情報を詳しめにお届けします。また、ライオンが提案する環境にやさしいお洗濯方法についてもお伝えしました。

参加してくれたのは12家族。大人と子ども合わせて35名。そのうちパパは8名!本当に明石市ではいつもたくさんの人が参加してくれますが、男性の参加率が高いのはきっと明石市が長きにわたって性別による役割分担意識の改善や、男女ともに活躍できる社会を目指す取り組みをしているからこそだと思います。
明石に「エリア型家事シェアタイプ」が多い理由は?

セミナーの開始を前に子どもたちは別室へ。思い思いの工作を楽しみます。始まると同時に熱中しはじめる子どもたち。集中力が本当に素晴らしい!おかげでパパやママはセミナーに集中できます。
さあ、いよいよKaji×Kajiハッピーシェアのセミナーがスタート!

明石市の市民生活局市民協働推進室ジェンダー平等推進担当課長の森太郎さんによるあいさつやイベントの趣旨説明からはじまり、おなじみライオンのお洗濯マイスター大貫和泉さんによる「あなたにとって家事とは?」を考えるオリエンテーションへと移ります。

オリエンテーションではそれぞれの家事との向き合い方がわかる「家事シェアタイプ診断」を行います。開催場所や参加者の属性によって毎回傾向が違うのですが、今回は「パラレル型」と「エリア型」が同数でトップ。
最近、子育て世代に向けたセミナーでは「パラレル型」の人が多い傾向がありますが、「パラレル型」は夫婦で家事を同時進行させる効率を重視したタイプなので、共働きが多い今どきの夫婦で多いのは頷けます。

一方で、今回その「パラレル型」に並んだ「エリア型」は、それぞれの得意な家事を任せて相手の領域には踏み込まないタイプ。このタイプの場合、夫婦それぞれに「得意な家事」がないと成立しません。つまり、男女の家事ギャップが少なく、女性と同等以上の家事スキルがある男性が増えているということが推察されますよね。さすが明石市!
ただ、いくら家事スキルが同等でも、いくら家事に対する意識が近くても、夫婦でうまくバランスをとっていかないと家庭は円滑には進みません。だからこそKaji×Kajiハッピーシェアのセミナーでは毎回コミュニケーションについてもコツをお伝えしています。それが、夫婦で協力していくためのコミュニケーションのコツを伝える「ほめ達」(※ほめる達人)セミナー。「ほめ達」セミナーでは、特別講師のNPO法人ファザーリング・ジャパンの杉山錠士さんが、一般社団法人日本ほめる達人協会のメソッドに基づいた秘伝を伝授します。

今回も、夫婦はもちろん、仕事でも使えるコミュニケーションメソッドが満載。その中の一つが、一見短所に見えるところの見方を変えて長所ととらえる「ポジティブ変換」。例えば「すぐ調子に乗る」だと短所に感じますが「ノリがいい」と表現すれば長所に感じられるといったものです。こちらについては、参加者が大きく頷く姿がたくさん見られました。
さらに、この後行われるワークショップの「お洗濯レース」では大人と子どもの連携プレーが勝敗を左右するので子どもとの協力も不可欠です。
そこで、ワークショップの前には「親子で楽しむ洗濯と魔法の声掛け」も伝えました。杉山さんが各地で行っている子育て経験の講演や、パパ向けの講演の中でも好評な「子どもがやる気になる声掛け」のメソッドを伝授。例えば、子どもたちが「やりたい!」と言ってきたときには「好きなものを一つだけやっていいよ」と限定的に許可することで、自分も役に立つと感じられる経験を子どもたちにしてもらうことが大切であると伝えました。
まさに今知りたい!衣替えのコツ

皆さん早くお洗濯レースをやりたいかもしれませんが、今回はその前にもうひとつ大事なコツをお伝えしました。少しずつ気温が上がってきて上着が無くても過ごせる日が増えてきています。そうなると、そろそろ秋冬物と春夏物を入れ替えるいわゆる「衣替え」が必要なタイミングです。
そこで今回は、大貫マイスターから衣替えのコツを参加してくれた皆さんにお伝えしました。
例えば、衣替えの時期。いつごろまでに済ませた方がいいかについては、GWが終わるまでに済ませることが望ましいとのこと。これは洋服に付く多くの害虫がGW明けになると成虫となって卵を産み落としてしまうので、その前に終わらせることがオススメということです。
また、しまう前にはちゃんと洗うことも大切。食べこぼしのシミや皮脂汚れをつけたまま収納すると衣類への虫食いが発生しやすくなってしまうそうです。
そして、しまう際に入れる防虫剤は衣類の上に置くこと。防虫剤の成分は空気より重いので下に流れます。そのため衣類の一番上に置くことで成分がちゃんと衣類に行きわたるということです。
ほんの少しのコツですが、大事な洋服のためにもぜひ覚えておきたいところ。参加した皆さんも真剣に聞いていました。

さらに、今回もライオンがサステナブルな社会の実現に向け、“すすぎ1回”と“衣類のロングライフ化”を啓発するために取り組んでいる「Choose one Project」についても説明されました。
すすぎの回数を減らすと使用する水の量が減ります。水道水や家庭用排水の処理のために、上下水道の施設ではポンプを稼働するなど、多くの電気が使われているので、節水をすることは節電に繋がりCO₂削減にも貢献できるというわけです。
ライオンの調査によると、洗濯をするときに毎回すすぎを2回以上している人は約6割いました。すすぎ1回に対応している洗剤もたくさんあるので、可能であればすすぎ1回洗濯を実践して、節水に取り組んでほしいとの話がありました。

単純に衣類がキレイになればいいということだけではなく地球レベルの視点で見ることの大切さはきっと参加した皆さんにも伝わったことでしょう。
スキルの高いパパによる接戦!勝敗を分けたのは??

さあ休憩をはさんで別室で工作を楽しんでいた子どもたちも合流。いよいよお洗濯レースの開始です。
改めて、ルールを説明すると、4つのチームに分かれた参加者が力を合わせて、用意された洗濯物を干していきます。
まずチームの中から「洗濯物を干す担当」のパパを1人選出。子どもたちは、たくさんある洗濯物の中から干すものを1つ選んで、交代で干す人のところまで持っていきます。すべての洗濯物が干し終わったらゲーム終了。

勝敗のポイントは、室内で早く乾かすことができる効率的な干し方ができているかと干し終わるまでのスピード。そして、子どもたちに対する声かけです。
今回は家事スキルの高いパパが多いようなので、期待できそうです!
さあ、いよいよスタートです!

今回も参加している子どもたちと干すパパの息がぴったり!自分のパパ以外の男性でも臆さず進めていけるなんて素晴らしいですよね!

予想はしていましたが、パパたちの手際の良さも素晴らしい!
タイムを計測しているわけではありませんが、これはきっとこれまでの記録を大幅に更新したのではないでしょうか??

周囲からの声かけもばっちり!ほめ達のセミナーや子どもたちへの声かけ法を直前に聞いた皆さんからは厳しい声は一つも聞かれませんでした。

さあ、あっという間に干す担当のパパたちの手が挙がってレースは終了!

見てください。この美しい干しあがり。ぱっと見、皆さん完璧のように見えますが、どこで差がついてくるのでしょうか?
さあ、ここからは大貫マイスターによる採点タイムです。

前回、勝敗を分けるポイントのひとつとなった「ワイシャツ」。洗濯物を干すときに大事な風通しを良くするという点においては、「襟を立てること」が早く乾くためのポイントとなります。

前回は全てのチームのパパが襟を立てることなくハンガーにかけていましたが、今回はなんと青チームのパパだけ、ちゃんと襟を立てていました!さすがご自身がワイシャツを着ているだけあります!黄色チームのパパは襟こそ立てていませんでしたが、風通しが良くなるように襟の辺りを広く開いていたので、その努力を買って、両チームは満点の10点を獲得しました。

一方で、これまで大きく差がつきやすかった「靴下」。足首側を挟むのが正解。これは、洗濯物が上から乾くので、ゴムの部分が濡れている時間が短くなり靴下が長持ちするからです。これまでのレースでは、つま先側を挟む人が多かったものの、今回はなんと全てのパパがちゃんと足首側を挟んでいて、全チーム10点満点を獲得しました。
家事スキルが高いパパが揃ったからこそ接戦となった今回。勝敗をわけた一つ目のポイントはスピード。やはり丁寧さに加えてスピードも兼ね備えたチームが全体で上位に入りました。
ただ、ここで想定外の出来事が起きました。トップが同点で2チーム並んでしまったのです。となると、ここはもうおなじみの決着方法しかないですよね。

というわけで、最後はじゃんけん一発勝負!チームの皆さんが固唾をのんで見守る中、果たして結果は??

赤チームの勝利!おめでとうございます!

そして、いつも通り勝ったチームから欲しいライオン商品を選んでいただき、皆さん笑顔の中でセミナーは終了しました。
セミナー参加で変わる意識

今回も事後アンケートにはうれしい声がたくさん届きました。
■ただお話を聞くだけでなく、家族一緒に楽しめるゲーム要素も取り入れていただいた内容で楽しく学べました。
■すごくためになるお話ばかりでした。家事は生活の中で必須項目なので、今回の研修は生活の質の向上に大変役立ったと思います。ありがとうございました。
■Yシャツの干し方や靴下の干し方など勉強になった。
■家族でコミュニケーションをとりながら、家事シェアを進めたいと思いました。洗濯に関することも洗い方、干し方についても参考になりました。ありがとうございました。
実はこの感想、全て男性の参加者から届いたものなんです!皆さん、本当に前向きですよね!
さらに「今回のセミナー参加をきっかけに、今後、家事参画しようと思うか?」という質問に対しては、男性の9割近くが「かなり思う」「まあまあ思う」と回答していて、おそらく現状でも家事にコミットしているパパたちがさらに積極的に取り組もうと考えてくれた結果になりました。
また、すすぎ1回を推奨する「Choose one Project」の話を聞いた皆さんの変化も感じられました。セミナーが始まる前の段階で「すすぎ1回を頻繁にする」と答えていた人が3割ちょっとだったのが、セミナー後「家に帰ってからすすぎ1回洗濯を実施したいと思うか?」という質問に「思う」と答えた人は8割近くに上りました。
お伝えした甲斐がありますよね。今回も貴重なご意見ありがとうございました!
今回受講した皆さんには、そんなすすぎ1回でOKの洗剤「NANOX one」をお土産に持ち帰っていただきました。

世の中にはたくさんセミナーがありますが、家事に特化したセミナーはそれほど多くないでしょう。また、仕事や資格に関わるものではないので、なかなか参加にまでは至らないことも多いと思います。そんな中で、勇気をもって一歩踏み出してくれた皆さんに役に立つ情報を届けることができて、意識が変わるきっかけになってうれしい限りです!
明石市との取り組みはまだまだ続きます!同じお洗濯セミナーでもいろいろなバリエーションを考えて準備しておきますので、ぜひ楽しみにしていてください!