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子供の成長に合わせたSTEPハブラシの開発

KODOMO STEPハブラシ(中国)

中国では、子供には高品質で安心安全なものを使わせたいという意識が高く、自国製よりも輸入品、特に日本製品には高い使用意向があります。また、子供ハブラシへのニーズは、「やさしいあたり心地」と「安全性」、「磨きやすさ」に加えて、成長にあわせた製品に魅力を感じています。これらを受け日本製で安全性が高く、子供の成長に合わせたKODOMOSTEPハブラシ(4種類)を開発しました。STEP1(0~8ヶ月用)とSTEP2(6ヶ月~2才用)は、ブラッシングトレーニングに主軸を置いたハブラシ、STEP3(2~6才用)とSTEP4(6~9才用)は、歯垢除去に主軸を置いたハブラシです。ここではSTEP1ハブラシの開発を紹介いたします。

「安全」設計のSTEP1

生後6~8ヶ月の乳幼児は、歯が生え始めた時期なので、まずは噛んだり、しゃぶったりしながら、ハブラシを口に入れる動作に慣れてもらうことが大切です。そこで、デリケートな乳幼児の歯ぐきにもやさしい当たり心地で歯ぐきを傷つけないように、ブラシ部には柔らかいラバー材質を用いました。また、使用中に誤って喉をつくことを防ぐため、ネックとハンドル部の間にはプレートを設け、柄は小さな手でも握りやすいようにリング型の設計にするなど、安全かつ使いやすい形状にもこだわりました。これらのブラシ長さや柄の太さは乳幼児の身体特性情報などを参考にしています。

また、乳幼児はハブラシを正しく使用することが難しいため、予想外な行動をした場合でも、安全なハブラシを設計する必要がありました。そこで、中国人の乳幼児を対象に歯みがき行動を観察した結果、歯を立ててすり潰す、噛んでねじる、地面に叩きつけて遊ぶといった特徴的な動きをしていることがわかりました。そこでこれに対して、これまでの開発から得た幅広い知見を取り入れることで、各動作を再現した評価系や目標とする強度を設定し、ブラシの形状、ネック太さの検討を繰り返すことで、乳幼児でも安心かつ安全に使用できるハブラシを開発しました。

研究事例紹介

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