毎日のブラッシングで歯と歯肉の間にある歯周ポケット内のバイオフィルム除去を可能にしたのが、ライオンのデンターシステマに代表される超極細のハブラシの毛(スーパーテーパード毛)です。毛先が細く、しなやかな超極細毛のハブラシは、従来のハブラシでは取り除きにくかった歯周ポケット内部にまで毛先が届き、バイオフィルムをかき出して清掃します。また、有限要素法(※)を用いて、ハブラシの毛の形状の違いが歯肉に与えるストレスの解析を行ったところ、超極細毛は歯肉に対してもストレスが少なく、痛みを最小限に抑えた状態でのブラッシングを可能にしています。
有限要素法解析は、物体に力を加えた時、どこに力がかかるか、または如何に変形するかを計算するシミュレーション手法です。
解析対象物を4角形や4面体などの単純な形の集合体として定義し、単位形状ごとの挙動を計算し、全体現象の近似解を求めます。
ライオンでは、容器設計において落下衝撃解析、圧縮強度解析などで用いられ、樹脂量削減に貢献しています。
ハブラシの技術と製造法
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