4.在宅避難時のポイント
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日頃からの備えのポイント
普段から心がけたい「家庭内備蓄」
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水や食料、衛生用品などを少し多めに買い置きして、古いものから順に使うようにするだけの簡単にできる防災対策です。
日常的に使いながら、補充していくことで、常に新しいものをストックして災害に備えることができます。
普段からお風呂の水はためておく
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お風呂の水は、断水時のトイレ用水や洗濯用水のほか、火災時の消火用としても役立ちます。入浴後はすぐに抜かず、ためておきましょう。
*小さな子どもやペットがいる家庭では、事故に注意しましょう。
気になるトイレのこと
トイレの水を流す前に異常がないか確認を
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地震や洪水などで排水管に異常がある場合は、逆流などのおそれがあります。水は流さず、市販の携帯トイレを準備しておくと安心です。
断水時でも、排水管に異常がないことが確認された場合は、バケツにくんだ水を便器内に一気に流し込むと、水といっしょに汚物が排出されます。
不衛生になりがちなトイレを清潔に使うために
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断水により、バケツの水でトイレを流すようにすると、いつも以上に飛び散って不衛生になりがちです。
トイレットペーパーなど使い捨てできるもので、こまめに汚れをふき取りましょう。また、ふき取り用トイレクリーナーを使うと、より効果的です。
ふき取り用トイレクリーナーには、シートタイプやスプレータイプがあり、スプレータイプはトイレットペーパーにスプレーしてふき取ります。
水不足の時、家庭でできること
少ない水でできる肌着のお洗濯法
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「洗い用」と「すすぎ用」の洗面器を用意し、肌着が浸るくらいの水を入れます。「洗い用」に洗剤を溶かし、汚れの少ない肌着からもみ洗いをし、洗面器の上で絞ります。続いて「すすぎ用」の水ですすぎ、ぎゅっと絞って干します。すすぎ用の水が汚れてきたら、洗い用として再利用しましょう。
水を使わないからだの清潔ケア
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シャワーを使えない時は、ボディシートなどで体をふきましょう。首、胸、背中は、皮脂腺が集中しているので、ニオイが発生しやすい部分です。ワキの下、頭皮、耳の裏、足などもしっかりケアしましょう。シート類がない場合は、タオルに少量の水を含ませても代用できます。