研究開発部門では、生活者の日々のよりよい習慣づくりに貢献するため、人工知能(AI)や協働ロボットを始めとしたデジタルテクノロジーを活用することで、この複雑性の高い時代に適した組織へのアップデートを進めています。その重点領域として、「品質評価業務の自動化」、「研究データの蓄積・管理」、「データを起点とした組成開発の実現」、「外部データの高度利用」の4つを設定し、新たな価値づくりに向けた研究員一人ひとりの生産性向上を進めています。
製品開発業務では、お客様に安心して製品を使用していただくために、品質の安定性を長期間に渡り、定常的に確認しています。現在、こうした品質評価業務を中心に協働ロボットを活用することで、正確かつ効率的に試料準備・評価が可能な研究環境の整備を進めています。今後、協働ロボットを品質評価業務の自動化だけでなく、幅広い実験業務に展開することで、新たな価値づくりに必要な活動時間の創出に繋げていきます。
生活者の実感に繋がる性能や目標とする品質を実現するために、実験データや研究員の経験・知見に基づき、数多くの実験を繰り返すことで、より良い製品の開発を進めています。現在、研究員が持つ経験や知見にインフォマティクス技術を掛け合わせることで、従来と比べてより少ない検討期間での製品化に取り組んでいます。今後、様々な製品の開発に本アプローチを適応することで、研究開発の高速化に繋げていきます。