ライオンが発売している『バファリン』は、の基準外成分を配合したOTC医薬品です。
OTC医薬品とは、薬局・薬店の店頭で医師の処方がなくても買える薬品のことで、基準外成分とは、厚生労働省が定めている一般用医薬品(OTC医薬品)の製造販売承認基準に含まれていない成分のことです。多くの場合、より優れた効果を期待して配合されています。
『バファリン』シリーズで使用されている成分であるイブプロフェン、クレマスチンフマル酸塩、ブロムヘキシン塩酸塩はいずれも基準外成分です。
「つらい熱・のどの痛み」に効果のあるイブプロフェンは、胃液に溶けづらいという欠点がありました。
これを解決するために開発した製法がライオンの独自技術・クイックメルト製法です。
イブプロフェンをセルロース誘導体とともに10μmまで微粉化し、胃の消化液との接触面積を増やしました。
さらに、胃液に溶けやすくするために水溶性の高分子で微粉末の表面をコーティングするという技術を開発し、表面を改質しました。
クイックメルト製法により、『バファリン』は、有効成分の素早い溶解性を実現しています。
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