みなさん、こんにちは。
平井事業所の研究部門で生物多様性保全活動を担当している「ゆう」です。
みなさん、こんにちは。
平井事業所の研究部門で生物多様性保全活動を担当している「ゆう」です。
突然ですが、「ラムサール条約」ってご存知ですか?
正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」と言う条約です。
観覧車や水族館のある葛西臨海公園から海寄りにある「葛西海浜公園」が、2018年10月にこのラムサール条約に登録されました。
西と東の三日月状のなぎさが2つあり、東なぎさは人が立ち入れない湿地帯になっています。
平井事業所のある江戸川区では、認定NPO法人えどがわエコセンターを中心に、この湿地を守り、賢明な利用(ワイズユース)を促進し、交流・学習に活用することを進めています。
平井事業所では、生物多様性保全活動の一環として、えどがわエコセンターの活動に賛同し協力しています。
2024年6月29日、えどがわエコセンター主催で、この東なぎさの清掃活動と自然観察がセットになった「東なぎさクリーン作戦」に平井事業所の有志4名で参加しました。
東なぎさへは、船で上陸です。
その先は、葦原が広がる湿地帯。
まず、なぎさに漂着したゴミをみんなで拾います。
ペットボトル、お菓子の袋、発泡スチロールの破片などがありました。
特にプラスチックは、小さい破片になっていて、そのまま放っておくと、海洋マイクロプラスチックになってしまいます。
葦原をかき分けて奥に入って行くと、漂着ゴミがたくさんあり、袋一杯拾った人も!
約1時間のゴミ拾いのあとは、自然観察会です!
葛西海浜公園にある鳥類園の方の解説で、湿地に飛来する水鳥を双眼鏡で観察しました。
カワウ、アオサギ、コアジサシ、ウミネコなどが見られました。
次は、なぎさで見られる水生生物の観察です。
ゴミを拾っている時にも見かけたアシハラガニ、オサガニ、コメツキガニなどを間近で観察しました。
東京湾にも、こんなに自然が広がっているのですね。
何気なく道端とかに捨てられたゴミが、荒川や江戸川の流れに乗って、なぎさに漂着し、生態系に悪影響を与えていることを実感させられる1日でした。
一方で、東京湾にこんな自然の楽園があることを知り、これからも環境を守っていこう!と決意を新たにいたしました。
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