Vol.2
知らなかった!勘違いしてた!自分の家事を知る新体験が満載!
~Kaji×Kajiハッピーシェア×台東区 家事シェアセミナー第2弾レポート~
知ることや協力することで家事はもっと楽しく、もっと効率的にできるはず!その実現を目指して「家事のコツ」や「家事をシェアするコツ」を全国各地に伝えてきたライオンのKaji×Kajiハッピーシェア。気温と湿度がグングン上がってきた梅雨の盛りとなったこの時期にぴったりの家事シェアセミナーを行いました。
会場となったのは台東区の生涯学習センターのなかにある台東区立男女平等推進プラザ「はばたき21」。台東区は昨年4月ライオンの本社が移転したことをきっかけに区民の健康増進やサステナビリティの実現に向けた包括連携協定をライオンと締結していて、こちらでの開催は昨年12月以来2度目です。
いつもの家事シェアのコツやコミュニケーションに加えて、今回、特にクローズアップしたのはお風呂掃除。夏に向けた気温の上昇とともに汗をかくことが増えるからこそ、いつもきれいにしておきたいですよね。浴槽や洗い場の日常的な掃除はもちろん、湿気で増殖しがちなカビの対策方法もお伝えしました。
そんなこの時期ぴったりのテーマとあって、前回に比べて参加者は倍増!4組の夫婦を含む23名が耳を傾けてくれました。やはり皆さん、興味関心が高い内容だったのでしょう。
セミナーは男女平等推進プラザ長、鈴木美咲さんのあいさつからスタート。さあ、早速皆さんの期待に応えるお役立ち情報をお届けしますよ!
セミナー中にみんなでスマホ!? あなたのタイプ診断
もちろん今回も冒頭は、ライオンのリビングケアマイスターの吉井和美さんによるオリエンテーション「あなたにとって家事とは?」。ライオンが調査した夫婦間の家事や家事分担に関するデータをもとに、「夫婦でも実は家事への向き合い方は違っている」ということを伝えていくわけですが、今回はそれをよりリアルに知ってもらうために新たな試みを皆さんに実施してもらいました。
それが「家事シェアタイプ診断」!
家事に関する3つの質問に答えるだけでそれぞれの家事シェアタイプがわかるというものです。会場に集まった皆さんにはあらかじめ用意しておいたQRコードをスマホで読み込んでいただき、実践していただきました。
ちなみにこの診断で分かる6つの家事シェアタイプがコチラ。
■時間・役割を決めて別々のことを同時進行する「パラレル型」家事シェアタイプ
■1つの家事を2人で楽しむ「デート型」家事シェアタイプ
■作業の工程を分け、リレー方式で引き継ぐ「バトンタッチ型」家事シェアタイプ
■得意な家事は任せて、相手の領域には口を出さない「エリア型」家事シェアタイプ
■コツを教えて一緒にやったり、任せたりする「コーチング型」家事シェアタイプ
■平日のために休日に、昼のために夜に仕込む「タイムシフト型」家事シェアタイプ
皆さんに何タイプだったかを聞いてみると…
これが結構バラバラなんです!
今回多かったのは「パラレル型」「バトンタッチ型」「タイムシフト型」でした。
家事をシェアするといっても、心地よいシェアの仕方は人それぞれ。また、自分にはどんなシェアの形が心地よいかを知るチャンスはなかなかないものです。今回の診断はまさに自分の傾向を知ることができるツールなのです。
ちなみに、夫婦で参加してくれた4組のうち、夫婦が同じタイプだったのは1組でした。パートナーには自分と違うものを求めるというケースが多いといわれる中で、むしろ同じタイプの夫婦がいたことの方が珍しいのかもしれません。
※家事シェアタイプ診断をやってみたい方は、コチラの記事をご覧ください。
吉井マイスターのセミナーでは、調査結果を基にした「家事をやりにくい理由」の男性と女性の違いなど様々なデータが紹介されましたが、それぞれが自分の家事シェアタイプを知った状態で聞くと、また感じ方も違ったかもしれません。
自分のお風呂掃除の知識はどれほど合ってる?クイズでチェック!
続いては、一般社団法人日本ほめる達人協会のコミュニケーションを円滑にするメソッドを伝える「ほめ達セミナー」。いつものように講師のNPO法人ファザーリング・ジャパンの杉山錠士さんが会場内を駆け回り、参加者たちと対話をしながら苦手な人も多い「ほめるコツ」や「ほめるために必要な視点、心構え」の極意を伝えていきます。
家事に限らず、夫婦や家族で一緒に暮らしていく中ではおざなりになってしまいがちですが、お互いをほめるということは、家庭を円滑に運営していくためにも大切なことです。ちなみにこのほめ達セミナーは企業研修などでも人気が高く、幅広いシチュエーションで使えるメソッドが満載です。
さあ、いよいよ参加者の皆さんがお待ちかねのお風呂掃除のコツ!吉井マイスター渾身の資料に皆さん興味津々です。もちろんただ聞いているだけではありません!
より深く知ってもらうために、吉井マイスターから出題される、お風呂掃除やカビ掃除に関する難題に答えてもらいます。今回は普段からお風呂掃除をしている人も多く、さすが正解する確率はなかなかのものでしたが、実はほとんどの方が間違えた問題もあったのです。
それがコチラです!
お風呂に入ったときには、壁や床に汚れが飛び散ります。なので、お風呂上りにはシャワーなどを使って壁や床に残った汚れを流すことがオススメなのですが、このすすぐ時のシャワーの水温は、A「冷水がいい」B「温水がいい」どちらでしょうか?
参加者の皆さんはAの「冷水」を選んだ人が圧倒的に多かったのですが、正解はBの「温水」!
会場がどよめきました。
この前の段階で、カビが増殖するためには「温度・湿度・栄養(汚れ)」ということを伝えていたのですが、それを踏まえると確かに「冷水」ではないかと思う方が多かったようです。
しかし、吉井マイスターによると、お風呂には換気扇などがついているので、温水を使った時の湯気などは外に出ていきやすく、温度が高いことで乾きやすいもの。一方で、冷水は水滴のまま残ってしまうので、乾かない分カビの増殖に起因してしまうというのです。
おそらく、お風呂上りにシャワーなどで汚れを流した方がいいことは知っていて、今までは冷水を使っていたという方も多かったと思います。でも、実際は違ったのです。お風呂はプライベートな空間ですし、きっとシャワーで流しているときは、人に見られていい状態ではないので、方法が違うことを指摘されることはまずないと思います。
こういう機会に、自分が当たり前だと思っていた知識と違うことを知るのは貴重ですよね。
延長戦が終わらない!
知らなかった!勘違いしていた!という声があがる中、吉井マイスターによるお風呂掃除セミナーは無事終了。
だったんですが・・・残り時間を使った質疑応答で次々と手が挙がり、過去最高に盛り上がったのです。皆さんのお風呂掃除への興味関心がいかに高いかが伝わってきます。
例えばこんな質問がありました。
参加者「こすらずに汚れが落ちるライオンのバスタブクレンジングを使って、ちゃんと60秒待っても落ちないことがある。どうしたらいいか?」
吉井マイスター「汚れが蓄積していると落ちないこともある。一度しっかりこすって汚れを落としてリセットしてから、また使ってみてください」
参加者「バスタブクレンジングはかけてから60秒待って流すということですが、60秒以上待つともっと汚れが落ちるんですか?」
吉井マイスター「研究した結果60秒以上待ってもあまり効果は変わらない。60秒以上待っても問題はないけど、乾いて残ってしまうことも考えられるので10分以上は待たない方がいい」
こういったセミナーで自ら手を挙げて質問をするのは勇気がいるもの。それなのにこれだけ質問が出るのでたことにはちょっとびっくりしました。
また今回も実施したセミナー終了後のアンケートからお風呂掃除に関する声をピックアップしてみるとこんな声がありました。
■防カビくん煙剤など洗剤の正しい使い方を知ることが出来てよかった。
■お風呂掃除がアップデートできて、良かったです。
■浴室壁面をお湯で洗い流すことは知らなかった。
■お風呂掃除のカビ取りと、小物についた石鹸カスの汚れがプラスチックのポイントカードで落とせることがわかりました。
■浴室をすすぐのが温水のほうが良いのは驚きでした。
■お風呂の黒カビ対策で、温水で流す、換気をよくすることが大事だとわかりました。
やっぱり皆さん、改めて知ることが多かったようです。
そしてこんな声も。
■帰ったらダンナにもタイプ診断をやってみたいと思いました。
ぜひ、やってみてください!
セミナーで新たな知識を増やすことももちろん大事ですが、そもそも自分の家事が効率的にできているか?という部分や、自分はどのように家事について感じているか?といったこともまた、これから家事をスムーズに、そして協力しながら進めるためには大事なこと。きっと参加した皆さんにとっては今まで体験したことがないものになったのではないかと思います。
家事シェアセミナーはこれからも各地で実施していくので、機会があったらぜひ参加してみてください!
ちなみに・・・
セミナー終了後も参加者から質問を受ける吉井マイスター。これほどニーズが高いとあれば、もっといろいろなところで伝えられるように頑張ります!
参加してくれた皆さん、ありがとうございました。