サステナビリティ重要課題1 サステナブルな地球環境への取組み推進
目標
事業所活動におけるCO2排出量の削減を目指します。
指標(2030年) | 事業所CO2排出量⇒2017年比で55%削減(絶対量) |
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指標の進捗 (2023年実績) |
39%削減(2017年比) (カーボンクレジット購入分を控除した数値。控除しない場合は29%削減) |
2030年までの グローバル共通施策 |
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目標
ライフサイクルにおけるCO2排出量の削減を目指します。
目標
自社の排出量を上回るCO2削減により、社会におけるカーボンネガティブを目指します。
指標(2030年) | 自社の排出量を上回るCO2削減貢献(国内) |
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指標の進捗 (2023年実績) |
アクションプランを策定し効果検証予定 |
2030年までの グローバル共通施策 |
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目標
3R(Reduce〈削減〉、Reuse〈再利用〉、Recycle〈再資源化〉)とRenewable〈持続可能な資源の活用〉を積極的に推進します。
目標
ライフサイクルにおける水使用量の削減を目指します。
2021年、ライオングループは、事業所活動におけるCO2排出量を2030年までに30%削減(2017年比)から55%削減(2017年比)へと目標 を引き上げました。
まずは国内外の工場、オフィス等の様々な事業所で徹底的な省エネルギー活動によって、エネルギー効率の向上を図り、CO2削減に取り組んでいます。
特にエネルギー使用量の大きい生産部門においては、生産量原単位で毎年1%以上削減することを目標とし、生産効率化、高効率機器の導入、蒸気やエアー等のユーティリティのロス削減、熱回収等の省エネ活動を通じて、CO2削減を推進しています。オフィスにおいても、各地のオフィスで「節電プロジェクト」を結成し、省エネ活動に取り組んでいます。
工場や厚生棟等の建屋を新設する場合にも、エネルギー効率を向上させる設備仕様とすることで、エネルギー使用量の削減に努めています。当社グループが2023年1月から入居している新本社ビル(東京都台東区蔵前)は、建築物の総合的環境性能とともにウェルネス性能の認証を行う「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証の「Sランク」を2021年に取得しています。将来的には全工場のエネルギー消費状況を可視化、把握することにより、省エネ余地を見出し、さらなる省エネにつなげます。
今後も、さらなるCO2排出量削減に向けて、施策を推進していきます。
効率的な節電対策の推進により、2年連続で関東経済産業局長から表彰
当社は「令和元年度エネルギー管理優良事業者等関東経済産業局長表彰」において、省エネルギーへの貢献が顕著であった優良事業者等として表彰されました。
前年の旧東京オフィスビルの受賞に続き、旧本社ビルでの受賞となります。対象期間中(2014年4月から2019年3月)のBEMS(Building Energy Management System)データを活用し、機器ごとの稼働状況の把握と適正運転に努め、細かな節電等のエネルギー管理を実施することによりエネルギー削減を図った点が評価されました。(対象:旧本社ビル)
当社グループでは、CO2削減目標達成のために徹底的な省エネ活動を進めた上で、CO2削減量の不足分については、自家消費用太陽光発電設備の導入や購入電力の再生可能エネルギー化が必要と考えています。
自家消費用太陽光発電設備については、平井事業所に加え2021年には新たにLCCOCに新規導入しました。
また、海外では同年、Lion Corporation (Thailand) Ltd.(以下、タイライオン)に増設された新乾燥塔の建屋に太陽光発電設備を新設し、運用を開始しました。
今後も、再エネ電力の調達量増加に向け、太陽光発電量の増加に取り組んでいきます。
当社は、電力会社との電力契約を再生可能エネルギー100%の電力メニュー(再エネメニュー)に切り替えることにより、国内の全工場は2023年1月から、新本社は同年4月から使用する電力を再生可能エネルギー化しています(一部、Jクレジットを活用)。
また、国内各地のオフィスについては、再エネメニュー又はグリーン電力証書を順次活用し、2023年5月に全オフィスで使用する電力の再生可能エネルギー化を達成しています。
国外の事業所においても、順次再エネ電力への切り替えを推進し、2030年には事業所の購入電力の再エネ化比率100%を目指します。
タイライオンは、カーボンオフセットクレジットであるT-VER*(太陽光発電由来)を購入し、2023年のタイライオンの購入電力量に相当する分のCO2をオフセットしました。
* T-VER はタイの公的機関が運営するクレジット制度です。