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健康寿命の延伸に向けた、「楽しい」×「科学的」を基盤とした運動習慣づくり技術の共同開発

現在、多くの高齢者が運動器機能や認知機能の低下、口腔機能の低下による嚥下障害など、日常生活に様々な課題を抱えています※1。当社はこの状況に対応するため、新たなアプローチとして高齢者向けのトレーニング(体操)を開発し、運動を無理なく楽しく習慣化できるシステムとの連携を進めています。

3つの機能(口腔・睡眠・運動器)をトレーニングできるバーチャルゲームプログラムの共同開発

当社は、整形外科医・医学博士松平 浩先生(テーラメイドバックペインクリニック院長※2)およびトランクソリューション株式会社と共同で、口腔・睡眠・運動器の3つの機能を「同時」にトレーニングする健口眠体操(けんこうみんたいそう)を開発しました※3。また、運動を無理なく楽しく習慣化していただくために、TANOTECH株式会社(以下TANOTECH社)と連携し、TANOTECH社が開発する非装着・非接触のモーショントレーニングシステム「TANO※4」を用いて、介護トレーニングゲーム機「TANO-LT」を共同開発し、2022年9月より販売を開始しました※5

運動へのモチベーション向上を目指したサービスを共同開発

さらに、効率的かつモチベーション高く運動を継続していただくために、「TANO-LT」に機能を追加した科学的運動習慣づくりサービスの「TANO-LT プラス※6」を松平先生およびTANOTECH社と共同開発し、2023年6月から販売を開始しました。このTANO-LT プラスは、ゲーム中の利用者の骨格データや発声データを取得し、健康維持のために大切な6つの機能の状態を表す「アクティブLifeスケール」を作成、さらに個人に合った運動メニューを提案する機能を備えています。個人の身体機能の可視化とパーソナライズされたメニューが運動を続けるモチベーションとなり、運動の習慣化を促します。本サービスを先行導入・実証試験を実施したHITOWAケアサービス株式会社が運営する有料老人ホーム イリーゼ練馬石神井台からは、施設利用者の自立支援とレクリエーションの両立に役立つと評価いただいています。

※1 厚生労働省 健康寿命のあり方に関する 有識者研究会報告書(2019年)
※2 開発当時の所属・役職:東京大学医学部附属病院22世紀医療センター・特任教授
※3 当社初 3つの機能(口腔・睡眠・運動器)をトレーニングできるバーチャルゲームプログラムを開発 (lion.co.jp)
※4 TANOは、TANOTECH株式会社が開発した製品の登録商標です
※5 「健口眠体操(けんこうみんたいそう)」搭載の介護ゲーム機 『TANO―LT』販売開始 介護施設で3つの機能(口腔・睡眠・運動器)を楽しくトレーニング (lion.co.jp)
※6 介護トレーニングゲーム機『TANO-LT』に機能追加した『TANO-LTプラス』を販売開始 (lion.co.jp)

TANO-LTに関する詳細はコチラ
『TANO-LT』公式サイト~運動が楽しく続けられる、モーションセンサー付き介護ゲーム機|ライオン株式会社 (lion.co.jp)

TANO-LTに関する記事はコチラ
モーションセンサー付き介護ゲーム機が高齢者の運動習慣を楽しくつくる|ビジョナリーの声を聴け|みんなの介護 (minnanokaigo.com)

研究事例紹介

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