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皮膚水分量に着目した台所用洗剤「CHARMY 泡のチカラ 手肌プレミアム」

主婦の56%は自分の手が荒れていると認識しており、それを実感するのは「洗い物の後、手が乾いたとき」(78%)と回答し、「かさつき」を感じる人が最も多くなっています。
「手肌へのやさしさ」は台所用洗剤を選ぶポイントとして「洗浄力」に次いで上位に挙げられていますが、手肌にやさしい台所用洗剤は、「洗浄力が弱そう」、「手肌にやさしい実感がない」など効果実感が伴いにくいことも生活者調査で明らかになりました。
そこで食器類をしっかり洗浄しながら、手肌の水分量を保持し、手肌へのやさしさを実感できる新しい台所用洗剤を開発しました。

洗剤の接触により、皮膚水分量は約30%減少する

皮膚の水分量に大きく関係するのは、皮膚の外側の角質細胞が数層重なり合った「角質層」です。
「角質層」は、角質細胞及びその隙間を埋める細胞間脂質で構成されており、角質細胞の内部には水分保持力が高い「天然保湿因子(Natural Moisturing Factor:NMF)」が含まれています。
食器洗いなどにより、水・湯、洗剤成分などの外部刺激が手肌に接触すると、皮膚表面を覆っていた皮脂膜や細胞間脂質が流出するため、それらに守られていたNMFも溶け出していきます。一般的な使用濃度(5%)に希釈した台所用洗剤を皮膚に接触させ、洗剤接触前後の皮膚表面の水分量を比較したところ、洗剤接触後は約30%減少しており、これが食器洗いによって「手肌がかさつく」一因であることがわかりました。

「乳酸ナトリウム」を手肌に吸着させる技術

皮膚表面の水分を保持させるため、様々な保湿成分をスクリーニングした結果、NMFの1つである「乳酸ナトリウム」に高い水分保持能力があることを突き止めました。
また、乳酸ナトリウムを効率的に手肌に吸着させるために、「アルキルアミンオキシド(AAO)」を共存させることで、乳酸ナトリウムの手肌への吸着が促進されることがわかりました。
AAOと乳酸ナトリウムを配合した台所用洗剤の使用後、皮膚水分量を確認したところ、台所用洗剤使用後の皮膚水分量の減少を抑制できることがわかりました。また、実際に使用実感に与える影響を確認したところ、「乳酸ナトリウム」を配合した台所用洗剤は、未配合のものと比較して使用後の「手肌のしっとり感」が高く、手肌感触に差があることを確認しました。

研究事例紹介

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