みなさん、こんにちは。
サステナビリティ部門で資源循環を担当している「このみのこ」です。
みなさん、こんにちは。
サステナビリティ部門で資源循環を担当している「このみのこ」です。
ライオンは2023年3月、台東区と相互に連携・協力する協定を締結しました。
区民の健康増進と、地域共生及び持続可能な社会の実現に向けた地域づくりに貢献することを目指して様々な活動を行っています。
翌月の4月からは、プラスチックの資源循環を目的とした、使用済みのハブラシを新しいプラスチック製品に生まれ変わらせるハブラシリサイクル活動を開始しています。
使用済みハブラシの主な回収拠点は、台東区内の公共施設や小売店に23拠点あります。
その他、小中学校に25拠点ありますが、ハブラシリサイクルの趣旨を伝えて、校内でのハブラシ専用回収ボックスの認知拡大や一層の協力を仰ぐ必要があると考えました。
そこで、ハブラシリサイクルの更なる浸透を目的に、小・中学校で出張授業をしたいと、主管である台東区清掃リサイクル課に依頼したところ、台東区教育委員会のご担当者を紹介いただきました。
台東区では教育施策の1つとして、教育委員会が台東区にゆかりのある40以上の様々な機関(公共施設、企業、NGO団体など)と連携し、幼稚園・保育園・こども園、小学校(低学年・高学年)、中学校に対して「学びのキャンパスプランニング事業」を平成25年度より行っています。
ライオンも台東区にある企業として、今年度より本事業にエントリーしたところ、台東区立東泉小学校に手を挙げていただき、2024年6月25日、念願の「ハブラシリサイクル」の出張授業が実現できました。
同校は1888年に設立され、昨年135周年を迎えたそうです。
ライオンの創業は同年代の1891年なので、ふと親近感が湧きました。
今回の授業は3時間目の総合学習の時間に実施しました。
2年生40名(2クラス合同)を対象に、正しいオーラルケア習慣(1日3回の歯みがきや月1回のハブラシ交換)と捨てない習慣(ハブラシのリサイクルに協力する等)の定着を目的として、授業を行いました。
前半は歯みがきに関するクイズや習慣を聞くアンケートを交えながら、座学授業を行いました。
1日に何回歯をみがくのかという私の質問に対して、「3回!!」と回答する児童が大勢いました。
聞けば、東泉小学校の児童のみなさんはお昼の決まった時間に歯みがきをする習慣があるそうで、非常に感心しました!
後半はワークショップを実施しました。
使い終わったものをゴミとして捨てるのではなく、リサイクルに回せないかを考える、そんな行動・習慣が身についてもらえればと願い、毎日使うハブラシを題材として、オリジナルのハブラシ回収ボックスを作ってもらいました。
10ほどの班に分かれて、画用紙に好きな絵を描いて、それを切って、回収BOXに貼る作業を行ってもらいました。
2年生が製作した15個の回収ボックスは各学年・クラスに配布してもらう予定です。
みなさん各班で役割を決めて、夢中で作業をしてくれました。
授業時間も短かったため、残念ながら作業は途中で止めてもらい、別の時間で仕上げてもらうことにしました。
授業後にとった「今日の授業を聞いて、使い終わったハブラシはどうしようと思いますか?」というアンケートには、40名中、39名が「回収ボックスに入れてリサイクル」と回答してくれて、とても手ごたえを感じました。
児童のみなさんをはじめ、一緒に指導してくださった2クラスの担任の先生方、誠にありがとうございました。
授業後は感謝の意を込めて、ハブラシの再生プラスチックで作った定規を贈呈しました。
これからもご協力をよろしくお願いいたします。
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