みなさん、こんにちは。
サステナビリティ部門で環境啓発を担当している「みやこ」です。
みなさん、こんにちは。
サステナビリティ部門で環境啓発を担当している「みやこ」です。
ライオンは、様々な自然の恵みを受けて事業活動を行っています。
そこで、事業の中で持続可能な資源の利用に努めるとともに、オフィスでも、立地する地域の生物多様性を積極的に守る活動を地域の方々と連携して行っています。
2023年4月に台東区に移転した本社では、台東区と包括連携協定を締結しています。
連携事項の1つとして、区民の方々と、地域の生態系を保全し環境負荷を低減する暮らしを考えることを目的に、生物多様性保全への取り組みを開始することとしました。
2024年2月23日(金・祝)に、区民の環境学習の場である「台東区立環境ふれあい館ひまわり」のスタッフと共に、生物多様性保全につながる「つめかえ習慣づくり」のワークショップイベント「プラスチックは、『わるもの』なの?」を開催しました。
イベントには、台東区内の16組32名の小学校1~3年生の親子にご参加いただきました。
はじめに、日々の生活で私たちが多くのプラスチックを使っていることを改めて感じてもらうために、様々な製品の写真の中から、プラスチック製品を探し出すゲームをしました。
「ペットボトル」や「ストロー」だけでなく、「不織布マスク」や「消しゴム」も、実はプラスチックからできています。
暮らしに欠かせないプラスチックの特長として、形態を自由に変えられること、水に強いこと、コストが低いことなどを伝えました。
プラスチックは便利で良い点がたくさんある反面、大量に使われることからゴミが増える問題があります。
さらに、外で捨てられたプラスチックゴミが、海や陸の様々な生き物に被害を及ぼしている実態もあります。
プラスチックの問題を解決するためには、「使う量を減らすこと」と「外で捨てないこと(ポイ捨てしない)」が重要ですが、当日は特に「使う量を減らすこと」に焦点を当て、イベントを進行しました。
プラスチックを使う量を減らすために、日々の生活でできることの1つとして「つめかえ」が挙げられます。
毎回本体ボトルを取り替える場合と、つめかえをする場合では、どのくらいプラスチックの量を減らすことができるでしょうか?
天秤を用いた実験で、キレイキレイハンドソープの本体ボトル1本分の重さは、つめかえ1回分のパウチ12枚分と同じ重さであることを確認しました。
参加者からは驚きの声が上がり、本体ボトルにつめかえて使うことで、使うプラスチックの量を大きく減らせることを実感いただきました。
次に、全員で普段プラスチックを使う場面を思い浮かべながら、「使う量を減らすためのアイデア」や、「プラスチック製品を販売する企業へのお願い」を付箋に思いつくだけ書き出してもらいました。
自分が書き出した「使う量を減らすためのアイデア」の中から、これからの生活で必ずやることを1つ選んでもらい、「プラスチックの使う量を減らす宣言」として、同じテーブルの親子同士で発表してもらいました。
プラスチックを減らすためのアイデアを書いた付箋の一部は全体で共有し、「水筒を使う」「できるだけ大容量のつめかえを購入する」「手作りできるものは手作りする」など、自分ひとりでは思いつかない工夫の仕方を知ることができました。
次に、キレイキレイハンドソープ本体ボトルに、好きなイラストや文字を描いたシールを貼って、世界に1つだけのマイボトルを作りました。
そして、キレイキレイハンドソープのつめかえを配布し、完成したボトルにハンドソープをつめかえてもらいました。
これまでつめかえをしたことがない子どもたちがほとんどでしたが、みんな上手につめかえをしていました。
イベントのまとめとして、プラスチックは「わるもの」だったかを参加者に問いかけ、プラスチックが「わるもの」に感じられることがあっても、それは正しく使わない人間の問題であることを伝えました。
また、様々な生きものがお互いに関わり合っていることを「生物多様性」と言い、様々な生きものが気持ちよく暮らせるよう(すなわち生物多様性を守れるよう)、プラスチックを使う時に「使う量を減らすこと」「外に捨てないこと」を意識して生活してほしい、というメッセージを伝えました。
最後に、つめかえを習慣にしてもらい、本体ボトルを長く使ってもらうために、キレイキレイハンドソープのマイボトルとつめかえパウチをお土産に配布してイベントは終了となりました。
参加した親子のみなさんからは、「プラスチックのことを改めて考えるきっかけになった」「勉強になった」「楽しく学べた」という感想をいただき、嬉しく思いました。
これからも、生物多様性保全につながるエコ習慣づくりのワークショップイベントを定期的に開催し、区民のみなさんと一緒に、地球にやさしいライフスタイルを実現していきたいと思います。
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