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製品のバリアフリー

ここでは、バリアフリーの視点を取り入れて開発した製品や、視覚障がい者の方が実際に使ってみて便利に感じた製品を紹介しています。これらの製品は視覚障がい者の方だけでなく、高齢者の方などにも便利な製品といえます。

「ソフトインワン」(シャンプー)

「ソフトインワン」(シャンプー)

ライオンのシャンプーには、容器側面とポンプ上部にギザギザの「キザミ」がついています。これは「シャンプーとコンディショナーの容器が同じなので両者を識別できず、間違えてしまう」などの声に応えるために導入された識別のためのマークで、ほとんどのメーカーが採用しています。

「ソフトインワン」(シャンプー)

さらにライオンでは、つめかえ用製品の普及に対応して、シャンプーボトルのキザミに類似した、つめかえ容器のための識別マークを考案し、1998年秋から「ソフトインワン」のシャンプーのつめかえ容器の右上部に識別マーク(3つの凹みがあります)を入れました。つめかえ容器の識別マークについては、日本化粧品工業連合会を通じて各社に採用を呼びかけています。

「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」(ボディソープ)

「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」(ボディソープ)

シャンプー・コンディショナーと同じく、ボディソープのつめかえ容器も触って識別できるようにするために、「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」のつめかえ容器の右上部に識別マーク(1つの凹みがあります)を採用しています。
ライオンのシャンプーのつめかえ容器には3つの凹みが入っており、コンディショナーには凹みが入っていません。

「エレガード」(静電防止剤)

「エレガード」(静電防止剤)

キャップを取りはずすことなく使えるキャップ一体型の容器で、キャップをなくす心配がありません。また、スプレーボタンの上に指をのせるだけで、噴射口の向きがわかるので、いちいち向きを気にする必要がありません。視覚障がい者の方が使いやすい共用品として、公益財団法人共用品推進機構でも紹介されました。

「リードアクも油もとるシート」(調理用補助シート)

「リードアクも油もとるシート」(調理用補助シート)

煮物をしたり、カレーを作るときに必ず「アク」が出てきます。アクはお鍋のそばについていて、おたまなどで丁寧に掬い取っていきますが、視覚障がい者の方の場合には、アクの出ている様子がわかりにくいために、「アクとり」という作業は大変困難です。このシートは、鍋に食材、だし汁などを加えた後、火をつける前に落とし蓋のようにシートを1枚のせるだけで、出てきた「アク」と浮き出てきた「余分な油」を吸収してくれます。
煮汁を減らさず、簡単に「アクと油」が取れ、おいしい料理を作ることができます。

  • 「誰もが使いやすい共用品、共用サービスを目指す公益財団法人共用品推進機構」
    活動内容、共用品情報、共用品作りのヒントを中心にバリアフリー情報を紹介するホームページです。
URL:http://www.kyoyohin.org

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