次世代を担う子どもたちにプラスチックごみ削減を考え行動していくきっかけとしてもらうことを目的に開催しています。
本コンテストのテーマは、「使用済みハブラシでつくる新しいリサイクル品を考えよう」。アイデアにあふれた素敵な作品をご応募いただきました。
誠にありがとうございます。
入賞作品をご覧ください。
【テーマ】
使用済みハブラシでつくる新しいリサイクル品を考えよう
現在「ハブラシ・リサイクルプログラム」では、使用済みハブラシを資源としてマテリアルリサイクルをし、再生プラスチック性素材の植木鉢を製造している。当コンテストでは、植木鉢以外のプラスチック製品のアイデアデザインを募集。使用済みハブラシから、こんなものができたらいいなと思うもの、ご家庭や学校、地域にあるといいなと思うものをポスターに描く。
未就学部門
ハブラシのつんつんした毛先がもみの木の葉っぱに似ていると思ったため、クリスマスツリーにリサイクルされると嬉しい。ハブラシをリサイクルして、みんながワクワクドキドキする気持ちになれたらという思いを込めて描いた。幼稚園や歯科医院、人が集まる場所に飾ってほしい。(ツリーとハブラシの毛先は、使用済みハブラシを使用)
今年はコロナの影響もありプールに入れなかったが、来年はコロナも収束し、プール遊びが可能になることを信じて、ハブラシの12色を使い、外側が色とりどりのきれいなプールを作り入りたいなと考えた。
小学校低学年部門
ハブラシをリサイクルし、プラスチックのおもちゃやお皿、コップに利用できたらと思い描いた。歯磨き粉のシャボン玉をイメージした。
自然を守るためにはどうしたら良いかについて考えた時に、日本の文化である「風呂敷」をもっとみんなに使って欲しいと思った。ぜひ、作ってほしい!
小学校高学年部門
使用済みハブラシを水筒にし、みんなに使ってほしい。ペットボトルのゴミや海洋汚染を減らし、歯磨きで使うきれいな水を守りたい。
ハブラシから洋服も作れたら、学校の体育のバスケの時間などに使用できるユニフォームが作れたら良いと思った。
中学校部門
レジ袋有料化に伴いエコバッグの需要が高まっていること、そしてハブラシ回収もエコ活動のため、“エコ×エコ”になると良いと思いエコバッグを描いた。また、小さく収納できると便利なので、エコバッグ入れもデザイン。ハブラシ・リサイクルと関連付けると面白いと思い、歯磨き粉チューブをイメージしている。エコバッグは生活の一部となっているため、派手すぎず、男女・世代問わず使用できるように、ライオンちゃんの黄色と緑色を使用。この作品が商品化され、みんなが地球に優しくなれる生活を送れたら良いと思う。
コロナに見舞われ家にいる時間が長い人も多く、スマートフォンやゲーム機を使用する人が増えるため、これらにリサイクルできれば良いと思った。多くの人々の生活の一部になっている、スマートフォンやゲーム機の一部になることで、今まで以上に多くの人、若い世代からも注目が集まると思い、この作品を作った。
アイディア賞
優勝カップを作って、学校の運動会で使用したい。楽しかった玉入れと、応援してくれている母の様子を描いた。
審査員コメント
「アイデアの面白さ」が際立つコンテストとなりました
2020年11月5日(木)、「ハブラシ・リサイクルプログラム ポスターデザインコンテスト 2020~新しいリサイクル品を考えよう~」の審査がオンラインで行われました。
テラサイクルジャパン合同会社、ライオン株式会社CSV推進部から7名が、投票で審査を行いました。今回は、ポスターとしての仕上がりとともに、アイデアの面白さが際立ち、審査員もかなり悩みながら、作品を選んでいました。
この時代だからこそ閃いたようなアイデアも多かった
テラサイクルジャパン合同会社 審査員
大人では思いつくことができないような様々なリサイクル品アイデアが多く寄せられ、入賞作品を選定するのに大変苦労いたしました。
そんな中、コロナ禍だからこそ閃いたようなアイデアも多く見受けられ、この時代を映したコンテストになったように思えます。
どれも大変素晴らしく、印象的な作品ばかりでした。
皆様、ご応募いただき本当にありがとうございます。
一つ一つの作品に込められた皆さんの優しさや思いが素晴らしい
テラサイクルジャパン合同会社 審査員
コロナ禍にも関わらず、多くの素晴らしい作品が届き大変感銘を受けました。デザインやアイデアも勿論ですが、「貧しい人をたすけるためのバケツをつくってほしい」、「木の本数が減っているので木の代わりにリサイクルしてベンチをつくりたい」など、一つ一つの作品に込められた皆さんの優しさや思いが素晴らしく、心がとても暖かい気持ちになりました。
想いが反映された、どの作品も身近なものに作り替えれる現実的な発想
ライオン株式会社CSV推進部 審査員
今年はコロナ禍の影響か、応募が少なかった中でもそれを象徴とした作品も数多く見受けられました。外で思いっきり遊びたいという想いから「プールをつくりたい」や、アイデア賞に入賞した作品のように運動会の「トロフィーをつくりたい」、といった作品がありました。どの作品も身近なものに作り替えれる現実的な発想でした。このように“また使ってもらえる”ものに生まれ変わらせるというリサイクルをみんなで進めていきたいと思いました。