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生物多様性保全への取り組み 大阪オフィス

活動の内容

大阪オフィスでは、「のだふじ」の育成に取り組んでいる団体「大阪福島ライオンズクラブ」、「のだふじの会」を支援する形で、生物文化多様性の保全に貢献しています。

大阪市福島区の保全・再生活動

「のだふじ」の育成活動

(「大阪福島ライオンズクラブ」、「のだふじの会」への活動支援)

 ・「のだふじウォッチングスタンプラリー」での市民への啓発活動

 ・藤棚の剪定作業

連携団体:
大阪福島ライオンズクラブ・のだふじの会

「のだふじ」の藤棚


活動紹介

「のだふじ」は、日本古来の藤の原種とされ、大阪オフィスが以前立地していた大阪府福島区が発祥の地とされています。平成7年には福島区花に制定されています。大阪オフィスでは、大阪市福島区が藤の花の盛花期である毎年4月に行っている「のだふじ巡り」というイベントに協力しています。「野田藤」(歴史上語り継がれてきた名称は漢字を使用)についての古い記録は、南北朝時代(室町時代)の1364年(貞治3年)、二代将軍足利義詮が住吉詣での途中に野田の藤を見物したことが「義詮住吉詣」に記録されています。また、安土桃山時代の1594年(文禄3年)には豊臣秀吉が多くの家臣を伴って藤見物に訪れたと伝えられています。「野田藤」はその後の大阪冬の陣で焼失しましたが、江戸時代(元禄年間)に復興したことが、日本で最初に出版された園芸辞典である「花壇地錦抄」に記載されています。その後、昭和期の戦災などでその殆どが廃れましたが、1971年から有志により再生が始められ、近年は28箇所で開花の様子が見られるようになりました。大阪オフィスでは、「伝統の復興への寄与」という誇りをもって活動しています。

阪神野田駅前の「のだふじ」
「のだふじ巡り」ゴールで事務局のお手伝い

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