ライオンケミカル(株)ファインケミカル事業所は、茨城県神栖市の地域と協力した積極的な保全・再生活動として、マツ林の復元と砂浜の保全を行う「白砂青松プロジェクト」に参加しています。かつての海浜生態系を再生することを通して地域に貢献していきます。
鹿島灘沿岸の
・生態系に配慮した生産活動
節水のほか、排水先の海洋や大気への負荷低減、GHG(温室効果ガス)排出低減
・保全・再生活動
保安林であるマツ林の再生活動(松の育成、植樹、砂浜の清掃)
連携団体:
神栖市農林課・美化運動推進連絡協議会
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ライオンケミカル(株)ファインケミカル事業所は、鹿島灘に面した鹿島臨海工業地帯に位置しています。排水や取水などの水の利用をはじめ、鹿島灘流域の自然の恵みを受け、「農工両全」の考えのもとに地域環境に調和した生産活動を行っています。
事業所の敷地はかつて、砂浜やマツ林が広がる海浜生態系でした。近年、鹿島灘沿岸のマツ林や砂浜の衰退が進み、生物が姿を消し、郷土景観が変化しています。
そこで、鹿島灘沿岸の生態系に配慮した生産活動はもちろんのこと、海浜生態系の再生を目的に、2016年から鹿島灘沿岸の砂浜保全や保安林であるマツ林の復元に取り組む「白砂青松プロジェクト」活動に参画し、事務局が開催する植林等の活動に合わせて、砂浜植生の保全活動に取り組んでいます。
2017年からは、事業所内での「白砂青松プロジェクト」植栽用のマツ苗育成にも取り組んでいます。事業所構内だけでなく、神栖市農林課や農家の方々と連携して近隣の緑地でも松ぼっくりの採取を行い、乾燥後に取り出した種を事業所内の畑に蒔きます。育成状況を調査しながら、マツを植樹するまで約2年間大切に育成しています。