仕入・生産・研究・販売・管理などの企業活動は、資金を通じて行われています。
経理部は、資金を会社全体に効率よく循環させ、会社が成長するために経営の方向を示していく役割を担っています。
経理部は、お金を数えたり、電卓で数字を計算しているイメージを持っていませんか?確かに、お金を数えることは非常に重要なことですが、それだけではなく、経理部は会社全体の活動に幅広く関わっているため、当社では次の3つのチームに分かれて仕事をしています。
財務チームは、「資金繰り」と言われる、資金の過不足の調整を取りながら資金がうまく循環するような資金の管理や、資金の調達・運用をする役割を担っています。
決算税務チームは、外部に発表する個別および連結財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)等を作成する役割を担っています。
予算原価チームは、売上や利益等の業績を会社の目指す方向に導くために、予算の編成や管理情報の分析・報告をする役割を担っています。
部分的な事業や製品の概要だけでなく、会社全体の動きが分かることが魅力のひとつだと思います。
会社の日常の取引がどのように行われているのか、ということを実際の業務を通して経験できるので、業務を行う上で簿記・会計の勉強で学んだことや関連する資格を活かすことができます。
また、日々変化する経済情勢・社会情勢に対応して、会計に関する法律等も改正されているため、常に関心を持ち、勉強することも必要とされますが、会計に関する専門的な知識が身に付きます。
法務部では、(1)M&Aや事業再編など、企業にとって最も重要な経営判断に対する戦略的助言・提言・調整(「戦略法務」)、(2)契約書審査を始めとする事業活動全般の事前審査による紛争回避(「予防法務」)、(3)訴訟等の紛争対応(「臨床法務」)、更には(4)企業倫理を含む全社的コンプライアンス体質・風土の醸成(「会社の良心」としての法務機能)などの業務を中心に行なっています。つまり、「企業・経営としてのニーズを汲み取り、法令遵守の精神の枠の中で選択可能かつ最善な方向へ企業を導くこと」を使命としています。企業体質健全化の社会的要請が強まるなかで、企業における法務機能の占める重要性も非常に大きなものとなっていますが、その分、仕事の重みを感じながら取り組むことのできるやりがいのある仕事です。
研究開発・製品企画から生産・販売、更には事業再編まで、多様なプロジェクトに計画段階から関与することにより、企業活動全体をダイナミックに感じることができる点は法務部ならではの魅力です。反面、法務部の助言・提言がその後の事業展開に影響を与えることも多く、求められる情報の正確さは絶対的なものとなり、責任も大変重いものになります。そのため、法的洞察力の鍛錬は勿論、常日頃から「良心」、「常識」に適った思考方法の習得を心がけることによってバランスのとれた適切な判断力を養うことが重要です。また、海外合弁会社設立や外国企業からの製品導入などの国際案件も多く、活動できるフィールドも国内外を問わず非常に広いものとなります。
会社・社員・株主のみならず消費者・お客様など幅広い当社関係者の方々のお役に立てることも法務部の仕事の魅力です。
ライオンの成長の原動力は人です。社員一人ひとりの個性と意欲を尊重し、個々の能力を最大限引き出せるように、やりがいのある環境を整え、仕組みを考えることが人事の仕事です。ライオンの人事は、主に採用、キャリア開発、処遇、労務、企画、健康サポートのチームに分かれております。必要人材の量・質の確保、能力・キャリア開発の支援、異動・評価の検討、給与・勤怠の管理、人事制度の企画・運用、社員の健康管理等々、様々な業務を通じて経営方針の実現に向け人材・組織開発を推進しています。社員の数は有限ですが、その一人ひとりの力を引き出しチームワークの力を高め、会社の総力を無限にすることが、私たちの使命であると共に大きなやりがいでもあるのです。
会社全体の「人・仕事」に関して理解を深めることができます。例えば「採用」の仕事で言えば、ライオンという会社を皆さんにアピールするのに、事業展開や経営状況、今後の経営戦略等、俯瞰的な目で会社を見つめる必要があります。そのためには、他部所の協力を得て進める仕事が必然的に多くなります。仕事の段取りを付けたり社内の調整を取ったりと、業務を推し進める上で必要なスキルはこのような仕事を通して身に付けることができます。そうして一つの目標に向かって仕事を創り上げていく中で、1+1が2以上になる成果を実感します。自分一人だけでは成し得なかった仕事の広がり・ライオンの人の力を感じる瞬間です。
当社の商品は、卸店から販売店の店頭を通じて全国の消費者の手に届きます。
当社の商品を、一人でも多くの方々の「日々の快適な暮らし」に役立てていただくために、「卸店から店頭、消費者までの流れ」を効果的、かつ効率的な強い流れとすることが当部のミッションです。流通と向き合うスタッフ集団としての仕事は、「戦略機能」と「ソリューション機能」に大別できます。戦略機能としては、事業ビジョン実現に向けた流通戦略を描き、実行のための取引モデルやブランド育成に最適なチャネルの開発から、流通への効果的なアプローチを実現するための基盤となる営業組織設計を担います。一方、ソリューション機能としては、日々、販売店のニーズを探りながら、その特性に合わせた最適な品揃えや、新しい売り方・売場の開発を通して、消費者との接点である店頭の活性化に向けた課題解決型提案を行います。また、卸店や販売店を巻き込んだ物流効率化・情報基盤の高度化への対応等、社内外のメンバーと協働しながら、流通各社に内在する様々な課題ついて、解決の手助けをします。
専門スタッフとして、「消費者・流通の変化を読み取り、流通関連の様々な課題に対する最適解を主体的に考え、実行できるプランとして落し込む」。そんな醍醐味を体感できることがこの仕事の一番の魅力だと感じています。確かにいい意味でのプレッシャーもありますが・・・。
この仕事で身に付く能力は、単なる知識やスキルに留まることなく、仕事をしていく上で本質的な「自ら課題を設定し、それを解決していく力」だと日々感じています。
サプライチェーン部門におけるパーパスを実践として、「どんな状況下でも、人々の毎日に優良な製品をお届けする」ための活動をしています。SCM(サプライチェーンマネジメント)に関わる政策の立案・推進を行いながら、受注・需給・生産・物流管理を円滑に実行すること、そして、購買から生産、物流、販売までの一連の流れの最適化を図ることで、安全品質や適正なコストを維持しながら、生産・販売・在庫管理の高度化を目指しています。
昨今、サプライチェーンに関わる人手不足問題は深刻化しており、社内外リソースの最適活用が求められる中、サプライチェーンデザインの再設計、情報技術を活用したサプライチェーンDX、高度なサプライチェーンプランニング、物流における業界や企業の垣根を越えた協調物流の仕組み作りなどに取組んでします。
これまでは少ない製品数を大量供給すればよかったのですが、消費が多様化され、短期間で変動する市場の需要に応じて、商品を速やかに滞りなく供給する仕組みを確立し、必要なものを必要な場所に届けることが重要になってきました。サプライチェーン部門の企画担当者はサプライチェーン改革の担い手として、需要予測技術の開発や最適化技術を主体にライオンにおけるサプライチェーン技術開発の中心として活動しています。
また、購買、生産、販売など、モノを作って販売するまでの一連の流れの中で、それぞれの場面に幅広く関与できます。ロジスティクス分野においては、例えば、トラックの限られたスペースに隙間なく荷物を積載できるよう製品や外装の設計を工夫したり、効率化を図るなど、視野を広げてあらゆる改善策を検討し、その施策を実現することができます。
会社の動きをダイナミックにとらえ、広い世界を見ることができるやりがいあるセクションです。
全社の生産・販売・会計といった様々な業務に関わるシステムや、その基盤となる情報処理システムの企画立案・構築に際し、経営戦略に基づき、ITを活用したイノベーションを実現することが大きな役割です。
具体的には、営業、研究、マーケティングなどの仕事の中で、あらゆる業務上の課題について、当社の各関連部門と連携をとりながら、ITによる業務の効率化、全体最適化を図っています。また、社内の連携のみならず、社外の最先端技術を積極的に取り込んでその解決策を提案しています。
さらに、私たちは「新システムの開発・導入」を目的として終わるのではなく、「各ユーザ部門の利用の推進」から「システムの改善」までを継続的に実施しています。これらを通じて、ライオンがより強い企業になっていくには何が必要かを常に考えながら日々の仕事に取組んでいます。
毎日の生活をより豊かにする製品を提供していくメーカーのシステム部門として、ITとより良い製品を生みだす仕事をつなぎ、企業活動を変革していくことに誇りをもっています。
営業、研究といった部門だけでなく、ライオン全体の個々の活動の全体最適化を実現させるため、ITを通じてより大きな視点で企業活動を変革していきます。ITを活用し、全社的な視点から社内外の環境の変化に応じた新しい業務を実現していくという仕事の大きさに、日々刺激を受けながら仕事に取組んでいます。自分たちがライオン全社の業務とITの連携を担っているということを実感できることが、仕事をする上での大きな魅力です。
社内業務や事業のデジタル化の効果を想定し、統計・機械学習などのデータサイエンスやデジタルツールを駆使して事業活動全域の業務効率化や、これまでなかった新価値創造を実現します。あわせて、社内外へのデジタル・IT情報の発信やデジタル人材の育成を進めています。
当社が掲げる「より良い習慣づくりを通じた人々の暮らしへの貢献」に、我々はデータサイエンス・デジタルツールを用いた「習慣の科学」をモットーに業務・事業のトランスフォームを先導します。そのフィールドも国内からアジア諸国の生活者に広がり、グローバルな展開が期待できます。
ライオンはアジアを中心に各国の優良企業と合弁会社を立上げることにより海外事業の拡大を図っております。
その国の文化、生活習慣等を考慮し、海外関係会社の運営は、基本的には現地の社員が行います。
展開している国を担当し、ライオンのマーケティング・研究のノウハウを現地のパートナー会社に提供しながら、事業を推進する仕事です。日本でもおなじみの「システマハミガキ・ハブラシ」「植物物語ボディーソープ」「トップ衣料用洗剤」などをアジア各国で生産販売し、現地のお客様からご好評を得ています。日本で開発した製品を海外の市場に合わせて販売するために、各国の消費者の好みや生活習慣、流通の状況や商慣行、競合会社の動向、関連法規制などを調査して、海外投資戦略やマーケティング戦略をタイムリーに実行していきます。海外での仕事を円滑に進めるためには、各国の文化を尊重し現地の言語や風習について理解する必要があります。日本の常識が通用しないことも多く、苦労することもありますが、ライオン製品の販売を通して現地消費生活レベルの向上に少しでも貢献したいと頑張っています。
海外市場で競合会社との競争に勝ち抜くためには、海外現地法人の事業運営について、研究開発・購買・生産・マーケティング・販売など幅広い分野での業務知識が必要となります。日々新たな発見があり、仕事をしながら国際ビジネスに必要なスキルを習得することができます。
また、計画通り仕事が進まなかったり、思わぬトラブルが発生したり、仕事の壁にぶつかることもありますが、国境を越えたチームワークで問題解決に取り組むことによって、互いに尊敬し信頼できる友人を得ることができます。
海外市場で競合会社との競争に勝ち抜くためには、海外現地法人の事業運営について、研究開発・購買・生産・マーケティング・販売など幅広い分野での業務知識が必要となります。日々新たな発見があり、仕事をしながら国際ビジネスに必要なスキルを習得することができます。
また、計画通り仕事が進まなかったり、思わぬトラブルが発生したり、仕事の壁にぶつかることもありますが、国境を越えたチームワークで問題解決に取り組むことによって、互いに尊敬し信頼できる友人を得ることができます。