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スマートファクトリー化によるスタッフ・生活者全員の「より良い習慣づくり」

CAREER PATH

2015~生産
千葉工場の柔軟剤本体生産ラインにて包装ラインオペレーターを担当
2021~生産技術
新製品導入時の設備検討、包装技術検討、設備・生産現場での課題解決

常に何かを試行錯誤する仕事。
そのすぐ先には、生活者がいるから。

私は、高等専門学校で機械工学を専攻し流体力学、熱工学について学びました。機械工学を学ぶ同級生の多くは車や機械関係の分野に就職しましたが、私は「より生活者に近い製品に携わりたい」という気持ちからライオンに入社しました。
洗剤や柔軟剤を生産する千葉工場での包装ラインオペレーターを経て、現在は工場スタッフ部門である生産技術グループで新設備導入や製品の包装技術を検討、安定生産継続のための設備改善や修繕に努めており、常に何かを試行錯誤しています。

そうして試行錯誤の末に出来上がった製品を店頭で見ると、形になった達成感と「より生活者に近い製品に携わりたい」という気持ちで入社した当時の気持ちを思い出し、嬉しく思います。また、入社する前は、学生時代の専攻とライオンでの仕事の分野が異なるため、学校で学んだ知識はあまり活用出来ないかと思っていました。しかし、流体力学や熱力学で学んだ知識が活かされる場面は、私が想像していた以上に多くあることに驚いています。

生活必需品を生産するという責任——
自身の経験から得た初心を忘れない。

「より生活者に近い製品に携わりたい」、この想いは実際に店舗で商品を買う時に感じます。 例えば、洗剤はいろいろな形状の容器で販売されています。入社前は「何故その形のボトルなのか」を考えたことはありませんでした。しかし、生産ラインで働くようになり、包装容器はボトルの持ちやすさや漏れにくさなど、様々な視点から改良を重ねたものが世の中に出回っていることに気づくようになりました。そして、お客様に喜んでもらえるものを作ることができるこの仕事にますますやりがいを感じるようになりました。

ライオンの企業理念の中のビリーフス(信念)の1つに『価値は顧客が決める』というものがあります。私自身が顧客である時の気持ちを忘れずに、生活必需品を生産している部門の一人として、これまで以上にお客さまを意識した技術検討や品質判断で、製品を高品質かつ安定的に供給できるように努める——これがビリーフスに繋がる行動だと信じ、日々の仕事に活かしています。

機械、ロボット、AI、人の手——
すべてが有意義に共存する工場に。

ライオンの企業理念の中には『より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する』というパーパスがあります。「生産部門でできる『より良い習慣づくり』とは、何だろう?」と考えた時、脳裏に浮かんだのは、生活者であるお客さまはもちろんのこと、日夜工場で働くスタッフの姿でした。もっと言うと、工場で働き、工場を離れれば生活者でもある、スタッフの姿です。

お客様に気持ちよく製品をお届けするためには「働く環境」も大切に思っています。生産現場でいかに安全に効率よく働くことができるか、設備の修繕や改善により、現場ラインで働くスタッフがより働きやすい環境を作り出すことも、自身の使命だと思っています。

そこで取り組んでいることの一つが、工場のスマートファクトリー化です。スマートファクトリーとは、デジタルデータ活用により業務プロセスの改革、品質・生産性の向上を継続発展的に実現する工場のことで、私は、このプロジェクトに初期からシステム構築担当として携わっており、「工場の見える化」を目指しているところです。
例えば、あちこちに散らばっていた生産に関するデータを集約し、集めたデータを組み立てたバーチャルファクトリーから様々なシミュレーションを行い、リアル工場に展開していく、いわばAI解析による生産体制の確立です。
この構築には大変なこともたくさんありますが、今思うと私の中のIT技術への取り掛かりとしての大きなターニングポイントであると思います。

以前から取り組んでいる生産ラインのロボット化の継続はもちろん、今後はさらにスマートファクトリーに向けた新たな技術を取り入れ日々進化を続けることで、工場生産現場に人がいなくとも生産できるような環境を作っていきたいと思っています。

若手のチャレンジを積極的に支援してくれる社内環境

「スマートファクトリー化の実現」は、言葉で言うのは簡単ですが、実は苦労も絶えません。うまくいかないことはたくさんあります。しかし、「嫌だな」「辛いな」と思ったことはありません。それは、私も含めた若い社員の考えやチャレンジングな取り組みを支援・応援してくれる社内環境があるからです。

上司に提案やアイデアを話しても、否定から入られることは無く、逆に「○○してみようか」とアドバイスをもらえます。その時の実現は叶わなくても、数年後に「前に提案してくれたもの、使えるのではないか?」と覚えていて投げかけてもらえたとこともあり、自分の仕事をしっかりと見てもらえているのだと実感し、嬉しくなります。

会社として高速で変化する時代の流れに適応するために、生産部門では、現場の知識×ITの知識を兼ね備えた「ハイブリット人材」の育成に力を入れています。私も早くそんなハイブリット人材として活躍したいと願っています。

入社から今まで刺激だらけの充実した日々を過ごしています。これからもどんどんチャレンジを続けていきたいです。

ライオン新卒採用2026

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