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自らの希望で海外へ赴任。入社時には思いもしなかったキャリアを実現。

CAREER PATH

2012~営業
卸店および販売店本部を担当
2019~国際事業
アジア各国の現地法人を担当の後、マレーシア現地法人駐在。

国内留学制度を活用しMBAを取得。
世界に目を向けるきっかけに。

2012年に入社した私は、現在マレーシアに駐在し、異国の地での「より良い習慣づくり」に勤しんでいます。入社当時には、約10年後に海外に駐在している姿なんて、全く予想していませんでした。

振り返ってみると、現在の海外駐在に繋がったきっかけは、入社直後に「ライオンペット株式会社」(当時「ライオン商事株式会社」)の営業部として活動していた際、取引先の方から、「社会人になってからの勉強は、その後の人生を豊かにする」と仰っていただいたことでした。それを機に、本を読んだり、積極的に勉強会に参加したりといった具合に「知を得る機会」を自ら作るようになり、「学び」が自分の中でどんどんと習慣化していきました。

大学時代に「企業組織論」を専攻していた事もあり、やがて「営業の枠を飛び越えて、経営全般の事を学ぶことで仕事の幅を広げたい」という想いが強くなっている自分に気が付きました。そこで、上長の後押しも受け、2017年に会社の国内留学制度を活用し、早稲田大学大学院経営管理研究科に入学し、MBAを取得するに至りました。

大学院時代には、大きな転機がありました。私の通う研究室には留学生も多かったため、彼らと学び、議論を重ね、コミュニケーションを深めるうちに、「国際事業」に興味が湧いてきたのです。その想いは日増しに強くなり、大学院1年目の休暇期間には語学留学も決行。そして、修了のタイミングでは「国際事業本部(当時)」への異動を希望し、晴れて今に繋がる国際事業の門を叩くことになりました。

海外に赴任し、再確認した
「ライオンのブランド力」

現在は、マレーシアの現地法人「サザンライオン」の日本人駐在員の一人として、主にコスト管理や事業計画の策定支援などの経営管理を業務としています。もともと会計に強かったわけではありませんが、ここに大学院での学びが大変活かされていると実感しています。一方で本社業務も兼任しており、日本本社と現地法人をつなぐ役割をしています。

マレーシアに住んでいて日々実感する事は、ライオンのブランドやネームバリューの大きさです。サザンライオンは、マレーシアの洗剤市場でNo.1のポジションを築いており、販売店の店頭では必ずと言っていいほど、お客様が自社製品を手に取っている場面に遭遇します。また、大きなショッピングセンターでは、陳列棚を占拠するほどに自社製品が並んでおり、日本以上ともいえる独特な活気を肌でひしひしと感じます。

それだけマレーシアの人々の生活の一部に自社製品が根付いているということなので、責任も大きいですが、それ以上に大きな喜びとやりがいを実感できています。

海外には海外の「より良い習慣づくり」。
日本文化の押しつけではいけない。

マレーシアでの仕事を通じて学んだことは、「日本での経験が活きないケースも多々ある」ということです。製品の開発にせよ販売にせよ、日本での「当たり前」の押しつけにならないように十分留意したうえで、その国の文化や生活様式に目線を合わせる事が求められます。

液体洗剤を例にとって考えてみると、日本では環境負荷を考慮し「つめかえ用」が普及していますが、マレーシアではつめかえ品の比率が2割程度と低く、ボトル、かつ容量の大きいものが主力となっています。家族構成の違いなど様々な要因からこうした大容量品が好まれる傾向にあると思われますが、こうした潮流を捉え、直近では大容量のつめかえの販売を開始しました。

上記は一例ですが、「より良い習慣づくり」のためには、そこで生活する人々のことをよく知り、共感頂けるような製品・サービスを途切れることなく提供することが重要だと考えます。冒頭で述べた私の主担当である経営管理業務はこうした習慣づくりに直接的につながる類のものではないかもしれませんが、損益管理などを通じて会社が継続的に製品・サービスを提供し続けるための土台を作るという部分で貢献できていると感じます。また、つめかえ品の事例のように、直接的に「より良い習慣づくり」に関わることのできる業務にも、積極的に関わるようにしています。

高い知名度、厚い信頼——
海外での可能性はまだまだこれから

今後は、現地法人駐在でありながら本社組織にも所属しているという自身の立場を活かし、他国での良い習慣やそれに伴う製品・サービスをマレーシアでも水平展開することに、今以上にチャレンジしていきたいと思っています。

特に、今後「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニー」となるためには、洗剤に次ぐビジネスとしてオーラルケアやビューティケアといったパーソナルケア分野に更に注力し育成していく必要があります。例えばマウスウォッシュ製品は、マレーシアでも店頭には置いてあり、国民の一部には使用されています。しかし、口腔内の健康への意識はまだそれほど高まっておらず、広く普及しているとは言えない現状です。マウスウォッシュを使ったオーラルケアが、「健康維持のために必要な習慣」として認知されていけば、生活者の健康及びQOL向上につながっていきます。

マレーシアでも信頼を誇るライオンが次なるアクションを起こしていけば——。
そこにはまだ可能性が秘められていると信じています。
「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニー」の実現に向け、私も自身の役割範囲に固執せず、今以上にさまざまな部所と連携しながら貢献してきたいです。

ライオン新卒採用2026

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