生体データを活用したヘルスケアへの貢献に向けて、
「デジタルバイオマーカー」を開発する株式会社テックドクターへ出資

ライオン株式会社（代表取締役兼社長執行役員：竹森 征之）は、データを活用することで、ひとりひとりに合った適切な医療を提供し、関わる人をサポートし、気遣いあえる世界を目指す株式会社テックドクター（代表取締役：湊 和修、以下、テックドクター）の第三者割当増資を引き受けることを決定し、出資しました。

１．出資の背景

当社は、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する（ReDesign）」をパーパス（存在意義）に掲げ、人々の健康で快適、清潔・衛生的な暮らしの実現およびサステナブルな社会への貢献に向け、企業活動を進めています。
近年、人々の健康や活動をモニタリングする技術の進展によって個人の心身状態の可視化・予測が可能となり、それらに基づく最適な健康維持の行動を促す重要性が高まっています。特に、スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスの普及によって、連続的かつ長期的に運動や睡眠、心拍などのデジタルデータの取得が可能になり、当社においてもデジタルデータを活用した製品・サービスの開発に取り組んでいます。

２．出資の狙い

取得したデジタルデータを用いて個人の心身状態を客観的に可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」といいます。テックドクターは「データで“調子”をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、医療・製薬・食品関連企業等や研究機関向けのデジタルバイオマーカー開発基盤「SelfBase」と、ヘルスケアサービス・健康施策・プログラム医療機器などの開発を実現するデジタルバイオマーカー実装基盤「Health Portal」を展開しています。
この度当社は、生活者ひとりひとりに寄り添った健康習慣づくりに貢献する事業機会の創出を目的に、テックドクターに出資しました。今後、同社と連携を図り、「デジタルバイオマーカー」の活用によって生活者の心身の状態を客観的に把握し、より良い習慣づくりを提案することで、オーラルヘルスケア領域を中心とする社会価値、経済価値の創出を目指してまいります。

※本件は、新規事業創出を目的に設定した「LIONオーラルヘルスファンド」から出資しています。

３．株式会社テックドクター（2024年12月31日現在）

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