ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、水環境保全に関する国内最大の学会である日本水環境学会において「年会学生ポスター発表賞(通称:ライオン賞)」を授与しています。14回目となる「ライオン賞」は2022年3月17日(木)に第56回日本水環境学会年会(2022年3月16日~18日 オンライン開催)にて発表・表彰され、最優秀賞は京都大学の和世直輝さんに決定いたしました。
当社は、「洗うこと」を通じて、常に水との深い関わりのなかで事業を展開し、1960年代には生分解性の高い洗浄成分を配合した洗剤、1970年代には業界に先駆けた無リン洗剤、近年では節電や時短にも繋がる節水型製品など、各時代の最先端技術で水環境に配慮した製品を開発してきました。こうした水資源保護活動の一環として、当社では日本水環境学会において2009年に「ライオン賞」を創設し、優秀な研究活動を表彰することにより、若手研究者への支援を行っています。この度、「第56回日本水環境学会年会」において、14回目となる「ライオン賞」の各賞が決定しましたのでお知らせいたします。
(氏名は五十音順・テーマ名称は「日本水環境学会」講演プログラムより)
氏名 | 学校名 | テーマ |
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和世 直輝 | 京都大学 | 琵琶湖北湖の柱状堆積物の分析および年代測定によるマイクロプラスチック汚染の歴史的変遷の推定 |
氏名 | 学校名 | テーマ |
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阿久戸 太陽 | 北海道大学 | 真空紫外線 (VUV) ベースの促進還元処理の可能性 |
安藤 大将 | 北海道大学 | 塩素処理による農薬フェントエートのChE活性阻害性の変化と阻害に寄与する生成物の推定 |
岩崎 多聞 | 東京工業高等専門学校 | 有機系農薬の原体及びその分解生成物に対する環境リスク評価 |
新島 二葉 | 都城工業高等専門学校 | フェノール模擬廃水処理UASB反応槽で優占するDPANNアーキアの生態及び機能解明の試み |
染谷 果穂 | 東洋大学 | 1,4-ジオキサンを分解する混合細菌系における分解活性と生物叢の解明 |
高松 由樹 | 富山県立大学 | 平常時のプール水における微生物学的水質調査 |
高山 峻 | 東北大学 | 水環境由来細菌への薬剤耐性遺伝子の接合伝達評価 |
竹澤 翼 | 北里大学 | ネパール・カトマンズ盆地の河川水・生活用水の薬剤耐性遺伝子汚染の実態調査 |
冨田 彩花 | 中央大学 | 固体試料の蛍光分析におけるクエンチング補正手法の開発 |
西村 有里 | 静岡県立大学 | 残留抗菌剤の各種促進酸化法による除去性能の比較・評価 |
枦込 秀太朗 | 京都大学 | PFASs実汚染土壌の原位置浄化を想定した連続カラム溶出試験 |
Bt Ismail Siti Ezrin | 岐阜大学 | 活性汚泥を用いた回分式実験による前駆体N-EtFOSEからのPFOS生成挙動の検討 |
前田 稜太 | 都城工業高等専門学校 | PET製造廃水処理UASB反応槽内保持汚泥に優占する門レベル未培養系統群の機能解明の試み |
箕輪 大生 | 金沢大学 | アカモク幼胚の初期生長と抗酸化活性に対する溶存鉄の影響 |
宮本 愛梨 | 東北大学 | 嫌気性MBRとアナモックス法の導入による下水処理の創エネルギー効果の評価 |
最上 華帆 | 秋田県立大学 | 秋田県内の油田からの嫌気性原油成分分解微生物の探索と培養系の構築 |
当社は、今後も環境保全及びその活動支援に努め、サステナブルな社会への貢献を目指してまいります。
(参考)
◎「日本水環境学会」および年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」について
【公益社団法人 日本水環境学会】
水環境に関連する分野の学術的調査や研究、知識の普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献を目的とした公益法人。学術・技術の情報発信ツールとしての学術雑誌の発刊、会員相互の闊達な意見交換の場としての日本水環境学会年会と日本水環境学会シンポジウムの開催、次世代を担う人材育成や水環境文化活動の普及を目指した各種表彰活動、国際交流・国際協力を目的とした英文学術雑誌の発行、国際会議の開催や表彰活動、最新の情報を普及するためのセミナーの開催など、幅広く活動している。
【年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」・概要】
表彰対象:年会においてポスター発表を行う大学、高等専門学校、短期大学在学の学生会員
目 的:優秀な研究活動を表彰することによる若手研究者への支援
選考方法:学会参加者による投票にて決定
報道関係の方 | コーポレートコミュニケーションセンター | TEL: 03-3621-6661 |
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