ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、東京都墨田区(区長・山本 亨)と、プラスチックの資源循環を目的に、ハブラシリサイクルに関する協定を2020年3月に締結し、行政のごみ回収事業と連携した使用済みハブラシの回収を行っています。2021年4月26日(月)に、2020年度(2020年4月から2021年3月)の回収実績について、活動内容とともに墨田区 山本 亨区長に報告をいたしました。
右:墨田区 山本 亨区長
左:ライオン株式会社サステナビリティ推進部 小和田みどり部長
■墨田区における「ハブラシリサイクル」活動の実績と報告内容について
ハブラシは使い続けると毛の弾力がなくなり、毛先が開いたり、汚れを落とす力が2割から4割低下したりすることから、当社では「1ヵ月に1度」の交換をおすすめしています。そして、口腔衛生のために交換したハブラシを貴重な資源として循環させ、「お口にいい!」と「環境にもいい!」を両立できる仕組みづくりに取り組んでいます。
そのなかで、当社は墨田区と協定を締結し、2020年4月から墨田区の公共施設等に回収ボックスを設け、集まったハブラシは、すみだ清掃事務所の清掃職員が定期的に回収を行っています。2020年度の回収数量はコロナ禍の影響で当初の計画を下回りましたが、墨田区および区民の皆さまのご協力により、2020年4月から2021年3月の1年間で、85ヵ所の回収拠点を設置し、5,571本の使用済みハブラシを回収することができました。回収したハブラシは、当社指定のリサイクル関連企業にて再資源化をし、墨田区の子どもたちが使用するプラスチック製品の素材として活用いたします。また今後は、墨田区内の子ども食堂を利用する子どもたちに向けて、当社製品(新品のハブラシ等)の提供や歯みがき指導等を行う「インクルーシブ・オーラルケア」の活動を実行してまいります。
【「墨田区におけるハブラシリサイクル活動」の流れ】
当社グループは創業以来「愛の精神の実践」を社是として、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」というパーパス(存在意義)に基づき、人々の健康で快適、清潔・衛生的な暮らしの実現およびサステナブルな社会への貢献に向け、企業活動を進めています。そのなかで、「LION Eco Challenge 2050」を目標に掲げ、事業を通じての「資源循環(プラスチック、水資源)」に努めています。今後も、生活者のみなさんとともに 、人と地球の健やかな未来に貢献してまいります。
<関連情報>
◆ライオンの「ハブラシリサイクル」活動:
https://www.lion.co.jp/ja/csr/toothbrush-recycling/
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