2020年03月25日
水環境保全に関する国内最大の学会への活動支援
日本水環境学会「ライオン特別賞」の受賞者決定
ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、2009年に水環境保全に関する国内最大の学会である日本水環境学会において「年会学生ポスター発表賞(通称:ライオン賞)」を創設し、優秀な研究活動を表彰しています。この度、講演要旨原稿の審査により「年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)」を決定いたしました。
1.日本水環境学会「ライオン特別賞」について
当社は、「洗うこと」を通じて、常に水との深い関わりのなかで事業を展開し、1960年代には生分解性の高い洗浄成分を配合した洗剤、1970年代には業界に先駆けた無リン洗剤、近年では節電や時短にも繋がる節水型製品など、各時代の最先端技術で水環境に配慮した製品を開発してきました。こうした水資源保護活動の一環として、当社では日本水環境学会において2009年に「ライオン賞」を創設し、優秀な研究活動を表彰することにより、若手研究者への支援を行っています。
この度、「第54回日本水環境学会年会」が新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大抑制のため中止となったことから、審査方法を変更し、講演要旨原稿の審査による「年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)」として、決定をいたしました。
2.第54回 日本水環境学会 年会学生ポスター発表特別賞「ライオン特別賞」受賞者・受賞テーマ
(氏名は五十音順・テーマ名称は「日本水環境学会」講演プログラムより)
氏名 | 学校名 | テーマ | |
---|---|---|---|
磯 光 | 東京大学 | 米国CA州水再生施設におけるウイルス濃度実測による除去率の評価 | |
市原 りえ | 北海道大学 | バイオ燃料電池を補助電源とするMECシステムによる窒素除去プロセスの開発 | |
岩﨑 七海 | 東洋大学 | アナモックス反応におけるメタノール阻害の影響と対策 | |
上原 悠太郎 | 東京大学 | 入間川の溶存有機物による大腸菌の増殖ポテンシャルと増殖基質のノンターゲット分析 | |
大場 康平 | 東京農工大学 | 15Nトレーサー法を用いた脱窒細菌のN2O還元ポテンシャルの評価 | |
岡田 有未 | 東洋大学 | 新規1,4-ジオキサン分解菌の単離と分解活性評価 | |
桶谷 昌宏 | 高知大学 | 回転円板型促進酸化装置による淡水養殖廃水中オキソリン酸の除去機構 | |
柏本 ゆかり | 北海道大学 | ディープラーニングを用いた活性汚泥フロックの認識 | |
金田 明日香 | 創価大学 | ホテイアオイの圧搾-メタン発酵処理による栄養塩・エネルギー回収法の検討 | |
川本 泰斗 | 広島大学 | メタン酸化細菌による生分解性プラスチック原料PHAの生成 | |
須江 渚 | 北里大学 | 環境RNA解析による衛生動物の高感度検出手法の開発とその時間的感度の評価 | |
簾内 君仁 | 秋田県立大学 | マンガン酸化菌を用いた有機物無添加条件でのマンガン含有坑廃水の接触酸化処理 | |
竹田 壮太 | 秋田工業高等専門学校 | 酒造好適米栽培における下水処理水の最適利用手法の開発に向けた実験的検討 | |
濵田 隆太朗 | 鹿児島大学 | 質量分析によるアナベナ属の種の判別法の開発 | |
原田 穂高 | 広島大学 | 生息確率予測モデルを用いたベントスの底質環境指標の開発 | |
廣嶋 直人 | 大阪大学 | ウキクサ亜科植物マイクロバイオームの特徴づけ | |
藤川 由季 | 京都大学 | HILICによる環境水中の超親水性溶存有機物の特性解析 | |
吉田 輝生 | 日本大学 | 一槽式微生物燃料電池の設置条件とエアカソード面の湿潤状態による発電能への影響 | |
吉田 実桜 | 都城工業高等専門学校 | UASBリアクターによるPET製造複合模擬廃水の高負荷連続処理実験 |
当社は、今後も環境保全及びその活動支援に努め、サステナブルな社会への貢献を目指してまいります。
(参考)
◎「日本水環境学会」および年会学生ポスター発表特別賞「ライオン特別賞」について
【公益社団法人 日本水環境学会】
水環境に関連する分野の学術的調査や研究、知識の普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献を目的とした公益法人。学術・技術の情報発信ツールとしての学術雑誌の発刊、会員相互の闊達な意見交換の場としての日本水環境学会年会と日本水環境学会シンポジウムの開催、次世代を担う人材育成や水環境文化活動の普及を目指した各種表彰活動、国際交流・国際協力を目的とした英文学術雑誌の発行、国際会議の開催や表彰活動、最新の情報を普及するためのセミナーの開催など、幅広く活動している。
【年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)・概要】
表彰対象:年会においてポスター発表を行う大学、高等専門学校、短期大学在学の学生会員
目 的:優秀な研究活動を表彰することによる若手研究者への支援
選考方法:講演要旨原稿を対象に審査
お問い合わせ窓口 | ||
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