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当社の基幹システム刷新への取組み

1.背景とプロジェクトの発足

当社は2018年に基幹システムの刷新と全社横断での業務プロセス改革を目的としてプロジェクト「Project Regulus※」を立ち上げました。
このプロジェクトは、古くは1980年代に構築された複数のシステムで運用していたサプライチェーンマネジメント(SCM)の課題を解決することを起点とし、全社的な業務プロセスの改革も同時に進めていく、という当社では過去に類を見ない規模のプロジェクトでした。

※Project Regulusとは、本プロジェクトの社内名称です。

2.導入の目的と手法

業務プロセス改革の目的は「経営管理とSCMの高度化」です。そこで、事業計画から購買、生産、販売、物流、会計までの極めて広い範囲を対象としてエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)システムの導入を決断し、業務プロセスも含めたシステムの全面刷新を推進しました。

導入の目的と手法 導入の目的と手法

3.パートナー企業との協働

パートナー企業との協働イメージ

プロジェクト成功のカギは、パートナー企業と当社が一体となり同じゴールを目指して改革を進めていくことでした。プロジェクトでは、専用のプロジェクトルームの中でパートナー企業と当社が文字通り机を並べて仕事をし、情報共有を徹底することで、円滑なコミュニケーションを実現しました。 しかし、2020年新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、対面コミュニケーションが困難になったため、リモート環境での開発作業に移行せざるを得ませんでした。そのような環境下でも、チャットやオンライン会議を活用し円滑なコミュニケーションを維持し、システム開発を加速させていきました。

4.課題と解決

各部門の業務プロセス改革において、現場の要望やお取引先様との取引上で必要な対応など、様々な課題に直面しましたが、追加開発も含めた柔軟な対応によって、2022年5月に新たな基幹システムを稼働させました。

5.成果と今後の展望

ほぼ全ての業務プロセスを対象にERPシステムを導入した結果、各業務プロセスがリアルタイムで連携可能となったことで、経営管理とSCMの高度化を実現し、業務効率の向上に寄与しました。
今後は、さらなる業務の高度化によって、新たな付加価値を創出し、競争力の強化を目指してまいります。

成果と今後の展望イメージ

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