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IT・デジタル人材インタビュー

データサイエンティスト

健康習慣をもっと身近に、もっと簡単に
AIとデータを駆使して人々のオーラルヘルスケアに貢献

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異分野の専門家と議論を重ね、
データサイエンティストの役割を果たす

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ライオンでは、人々の健康増進のためにライフスタイルや健康状態に合わせた予防歯科習慣の支援を行っています。その発展に向けて、私はAIの活用を検討しています。

一例としては、デジタル技術を使って口腔機能を測定する研究が挙げられます。現在は口腔機能を検査するために専門機器と専門知識が必要とされますが、これを大掛かりな装置ではなく身近なデジタルツールで行えるようになれば、人々の健康増進に大きく貢献できるはずです。この取り組み以外にも私はさまざまなプロジェクトに参加し、まだ世の中に浸透していない新しい概念の研究に加わって、生活者に開示するエビデンスについても研究所と一緒に検討しているところです。

口腔機能の検査をするために、まずは口腔健康や細胞などに精通する専門家の知見を集め、「健康指標として何を見ることが適切なのか」といった議論や意思決定を重ねます。その上で検査したデータをもとに全身の健康状態を推論できるかどうかについても実験を重ねています。データサイエンティストとして幅広いテーマを扱い、私にとって未知の領域で新たなアイデアに触れながら検討を進めることに大きなやりがいを感じています。

「シンプルに分かりやすく」プロジェクトを推進
現場を牽引し、価値あるプロダクト開発につなげていきたい

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私は前職で大手通信キャリアに勤務し、プログラム開発やサーバシステム構築を経て、ビッグデータおよびAIの分野に進みました。AIの研究にのめり込む中で、私は「これからの10〜20年でAIが最も価値を発揮できる領域はどこか」を考え、その答えとしてたどり着いたのが人の健康でした。少子化・高齢化が進み医師不足が今後ますます深刻になっていく中で、新たなヘルスケアサービスを積極的に展開しようとするライオンの姿勢に共感し、ここでAIの知見や技術を生かしたいと思ったのです。

プロジェクトの現場では開発を手がけ、チームマネジメントにも携わっています。マネジメントで最も大切だと考えているのは、ゴールを明確にし、綿密な計画を立ててメンバーに分かりやすく共有すること。プロジェクトではライオン独自の新発想でアジャイルに開発することも多く、過去の事例に頼るだけでは最短経路を見つけることができません。だからこそ私自身が開発者として自分の手を動かして試し、できるだけシンプルに進められる方法を見つけ、メンバーに展開しています。

AIとデータを駆使し、より良い習慣づくりを提案して人々の健康増進に貢献する。今後もこのミッションを遂行できるよう、シンプルで分かりやすい開発現場を牽引し、価値あるプロダクト開発につなげていきたいと考えています。

試行錯誤のための「余白」を持つ自由。
この環境で新たな知識を習得し、チームで補い合う

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私が所属するグループではデータとAIを主に扱っていますが、開発業務ではその他にもクラウドやインフラアーキテクチャなどの多様な知識が求められます。なぜなら、私たちが連携する事業部門やプロジェクトごとに、目的や求める成果が大きく異なるからです。デジタル部門には社内から多種多様な相談が寄せられており、私たちは知識の広さと深さによって、どんなリクエストでも打ち返せるようなチームでなければならないと考えています。

 

現在の私のチームメンバーは、データサイエンスを得意とする人やアーキテクトに関する資格を多数持つ人など、個々に高度な専門知識や得意分野を持っています。技術が飛躍的に進歩し、多様化している中で、すべての領域に精通することは不可能に近いでしょう。だからこそ私たちはチーム内で密にコミュニケーションを取り、互いの得意分野を吸収し、学びが必要な部分を補い合うことで、高いレベルの化学反応を生み出せるようにしています。

ライオンのプロジェクトでは、社内はもちろん、社外を含めても過去に前例のない、新たな研究テーマに挑むことが多々あります。私たちは現状に満足せず、個人でもチームでも、絶えず知識と知見をアップデートしていかなければなりません。そのためには目の前の業務だけに埋没せず、プロジェクトと離れたところで試行錯誤の時間を持つことも大切。ライオンのデジタル部門は、メンバーがそうした余白を持てるように配慮した環境を与えてくれています。この環境を生かして研鑽を重ね、これからも人々の健康増進に貢献していきます。

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