私は入社以来、特販営業部で法人企業向けにノベルティ販売の営業を行っています。ノベルティ販売の営業とは、例えば自動車や携帯電話を購入した際の成約御礼品や展示場での来場御礼品として、当社品を使用していただくようノベルティーディーラー(卸店)と共に提案する仕事です。クライアントによってノベルティを配布するターゲットは違いますし、イベントによってコンセプトは異なりますので、クライアントのニーズをいかに引き出し提案できるかを意識しています。
同時に、生活者目線を必ず商談に取り入れて提案を行なっています。生活者情報は商談相手の法人様も必ず欲しがる情報であるため、絶えずアンテナを張っています。例えば、自動車ディーラーで配るノベルティであれば、自動車のユーザーである男性よりも、購買の意思決定権がある女性に喜ばれることが重要になるのです。
また、私たちが販売する商品は、店頭品よりもサイズを小さくし配りやすくしたり、贈答用として箱に入れたりパッケージをアレンジすることが出来るなど、ノベルティ専用の商品にカスタマイズしているため、クライアントの要望に対し柔軟に対応できるのが特徴です。
生活者のニーズを捉え、クライアントの要望に応えるノベルティ実現させるには社内調整が欠かせません。自分一人の力ではなく商品チームや物流チームと連携しながら仕事を進めています。
クライアントが求める要望が社内で通らないこともあります。その際は当社にとってのメリットをしっかり提示しながら、できるだけクライアントの要望に近いノベルティ制作を実現できるように調整しています。また、この仕事は、生活者が日常とは異なる経路で製品と出会うきっかけづくりでもあると私は思っています。
例えば、成約御礼品としてある企業から無料でもらった当社品をお客様が使用し、良い商品と思っていただければ店頭へのリピート購買につながります。リピートの積み重ねでより良い未来へと生活者を導くことができます。その起点の役割を担っているということが、魅力でありやりがいだと私は思います。
働くスタンスとして変わったきっかけのひとつに「全体を意識した仕事が出来る、先輩の姿」がありました。2年目の頃は数字を持ち始めたばかりで特に余裕がない時期で、後輩が入ってきても自分の仕事に必死で面倒をみてあげられず、“未来のより良い習慣づくり”に想いを馳せるゆとりなど持てませんでした。
社内には、余裕がない中でも自分のことだけではなく、チーム全体のことを考えながら仕事ができる人がたくさんいて、そんな先輩の姿を見ながら私も徐々に自分の仕事だけでなく、チーム全体を意識した仕事ができるようになりました。
どんなに忙しくても、後輩指導をおろそかにせず、自分の数字だけでなくチームの数字、さらには事業本部全体の数字を意識し、会社から求められていることを考えながら活動している先輩の姿は、私の働くスタンスを改めるきっかけとなりました。全体を意識しながら動ける人が多い方がチームはうまく回り、より大きな視野で物事を見ることができます。今のチームはみんなで協力しあえていてとてもいいチームだと思います。
就職活動のときは「結婚しても出産しても長く働ける会社」という軸で会社を選びました。日用品、食品、化粧品などのメーカーを中心に、女性が働きやすい会社を見ていました。部署によって多少異なる部分はあると思いますが、実際入社しても当社のイメージは変わらず、結婚や出産をしても働ける会社だと感じています。
ただ、「営業」として職場復帰する人はまだ多くないのが現状です。職場復帰の選択肢の中に「営業」という選択肢が含まれる環境を私は望んでいます。子育てをしながら「営業」として働くために例えば、営業も積極的に在宅勤務ができるなど、制度面の変化で実現できる部分もあると思うので、既存の「営業」の概念を覆す働き方を提案していきたいです。
人の人生・人の生活・人の一日に寄り添うのがLIONです。だからこそ人生100年時代と言われている今、商品を通し、今まで以上に“健康寿命を延ばす、未来のより良い習慣づくりにつながる”提案を行なっていきたいと考えています。そして、働く私たち自身が未来にわたって幸せなライフスタイルを実現することもまた、LIONで働く意義だと思います。