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未来の生活習慣を創造する技術・研究

ライオン R&Dは、新製品の開発はもちろん、それらを支える基盤研究の進化にも真摯に取り組み続けています。

製品の世界観と機能を伝える、香りの力。
ライオンの創香技術がつくる“体験価値”

天然ミントをはじめとして、香りに対する独自の評価技術と品質へのこだわりは、創業以来のDNAとして私たち研究員に受け継がれています。
香りは製品の嗜好性や使いやすさを高めるだけでなく、製品特徴を伝える機能価値や、お客様の心に響く情緒価値をつくる役割も担うもの。その“体験価値”を設計・開発するために生活者理解を最重視し、日々、感性研究やグローバルトレンド研究などに注力しています。
近年では新たな試みとして、お子様がオーラルケア習慣を身につけて健やかに成長していくこと、歯みがきが親子の絆を深める時間になることを願いながら、独自のミント技術を駆使した子ども向け香味の開発も進めています。

世界基準で技術・安全情報をアップデート。
人々の安全・安心なくらしのために

製品開発の段階から市販後まで、製品の安全性確認および安全性情報の収集を行う安全性評価部門。製品を使ってくださる全ての方の安全・安心のため、重要な役割を担っています。
ライオンにおける長年の製品開発を通して蓄積してきた、膨大な安全性情報の活用や世界標準の安全性評価技術の導入によって、エビデンスに基づいた高水準の安全性評価を実現しています。
また、新しい評価手法の開発にも積極的に挑戦。過去の試験情報から結果を予測する技術を駆使した評価手法の開発や、代替法未確立の分野での新たな試験法確立などがその一例です。こうした取り組みによって、動物を用いない新たな評価技術の開発も進めています。

未知なるミクロの世界に挑む!
「清潔・衛生」を支える微生物科学

小林細菌学研究所において、口腔内細菌の研究をきっかけにペニシリン量産化に成功した歴史もあり、ライオンは早くから微生物研究を進めてきました。身体、生活環境にも研究を広げ、最近では次世代シーケンサーを活用し、不快臭の原因菌や口腔菌叢と歯周病の関係を研究し、新たな知見を得ています。また、各種微生物の殺滅や不活化、除去技術の開発や感染リスク予測 を目指したシミュレーション開発など、菌・ウイルス制御技術も検討しています。

当社研究所の前身の一つ。

口腔科学が叶える「食べる・話す・笑う」を楽しむ豊かな人生

1896年の獅子印ライオン歯磨発売以来、一貫して歯みがき行動の定着に貢献してきたライオン。有効成分の巧みな活用や、有効性立証のための臨床試験、最先端の評価ツール導入等によりエビデンスに基づく製品開発を行っています。現在は「生活者にどんなベネフィットがあるか」に主眼をおき、より多くの方がう蝕のない美しい健康な歯を保てるよう、新技術の開発とエビデンス取得を進めています。

分析化学であらゆる現象を解き明かす健やかなくらしへの貢献

分析化学は、未知成分や機能性成分の同定から効果の仮説検証、さらには生体現象の解明など、あらゆる研究開発に資する重要な基盤技術です。
近年は、一人ひとり異なる身体の不調の根本制御を目指し、メタボローム解析技術を駆使し、生体現象の実態解明に取り組んでいます。不調の指標となる生体代謝物や不調制御の介入ポイントを見出し、不調をきたす前に予防する新習慣を提供したいと考えています。

生体内に含まれる代謝物の種類や量の網羅的な分析。

LION R&D OFFICIAL BOOKの全体はこちら

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